2006年度
日本学生オリエンテーリング選手権
(個人ロング・ディスタンス競技部門)
ごあいさつ

発行日:2006年8月30日
発行者:日本学生オリエンテーリング選手権大会
        ロングディスタンス競技実行委員会
発行責任者:木村佳司


駒ヶ根へようこそ

第14回クラブカップリレー大会並びに日本学生オリエンテーリング選手権大会の開催おめでとうございます。
遡ること二十数年前の1984年、学生の皆さん達の、本格的なオリエンテーリングの大会を駒ヶ根高原で実施したい、との思いを受け、地元としてお手伝いさ せていただいたことがきっかけとなり、駒ヶ根市におけるオリエンテーリングの歴史も始まりました。
常設コースも整備され、また何回かの大会も開催され、今日に至っておりますが、その間に、日本におけるオリエンテーリングの芽は着実に花となり結実し、ま たそこに携わった皆さんも日本のオリエンテーリングの歴史を自ら紡ぎながら大きく育って、再び駒ヶ根に戻ってきていただきました。地元を代表し、「お帰り なさい」の言葉とともに、心から歓迎申し上げます。
中央アルプスと、その麓に広がる駒ヶ根高原の自然は、私たち駒ヶ根市民に与えられた天与の財産であり、私たちはこの財産を守り育て、後世へ伝え、そしてよ り多くの皆様にこの自然の素晴らしさを心ゆくまで味わっていただけるよう、ありのままの姿で提供していくことを喜びとしております。どうかこの3日間で、 駒ヶ根の豊かな大地と、深い緑と、そして澄んだ空気を、存分にお楽しみください。
この大会が大成功のうちに終えられ、また来年も新たな趣向を凝らした大会がここ駒ヶ根で開催されますようご期待申し上げ、歓迎のごあいさつとさせていただ きます。
 皆さん頑張ってください。
平成18年9月16日
駒ヶ根市長 中原 正純 


ご挨拶
日本学生OL連盟会長 河合 利幸

 連日の暑さに走る気力を奪われそうになりますが,選手の皆さん,準備の進み具合はいかがでしょうか? インカレロングが秋の開催となって3回目となりますが,過去2回より2ヶ月近く早くなったおかげで秋のシーズン初戦がインカレロングという人も多く,各大 学とも夏合宿には力が入ったのではないでしょうか.
 前々回の東日本大会に続き,今回はクラブカップリレー大会とのタイアップで,3日間大会のイベントの一つとなっています.クラブカップは,ご承知のとお り今や日本最大級の動員数を誇り,インカレとはひと味違う熱気や雰囲気を味わえる貴重な大会です.日本のオリエンテーリング界を代表するこの特徴的な二つ の大会がコラボレートすることの意味は大きいと思います.社会人となって,インカレだけでなくオリエンテーリング自体から足が遠のいてしまう人が多いのが 現状です.久しぶりに旧友の顔を見にクラブカップに出よう,そして,ついでだから久しぶりに学生を,母校を応援しようという人が少しでも増えてくれたら, 今回の試みは成功だったと言えるのではないでしょうか.最近は,どの大会も以前のように参加者を確保することが難しくなってきています.また,大学クラブ では,部員数を確保すること自体が難しくなってきているという厳しい現実があります.お互いが助け合うことで,少しでも状況の悪化を食い止め,上昇に転じ ることができればと,切に願う次第です.
 暗い話になってしまいましたが,ともあれ,参加者の皆さんには,高原での3日間を大いに楽しんでもらいたいと思います.都会に住む者としては,日頃の喧 噪と残暑を逃れて,爽やかな初秋の駒ヶ根が楽しめるよう,すばらしい天気となるよう祈りたいと思います.
 最後になりましたが,仕事や育児,勉学の忙しい合間を縫って準備を進めていただいた実行委員会とその関係者の皆さん,本当にご苦労様でした.そして地元 関係者の皆様には,様々な面でご協力をいただき本当にありがとうございました.主催者の日本学連を代表して,厚く御礼申し上げます.


ご挨拶
日本学生オリエンテーリング連盟幹事長  市川 雄一朗

8 月も終わりに近づいたとはいえ、まだまだ厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、いよいよ2006 年度インカレロングが近づいてきました。今年は、4年ぶりにインカレが長野に帰ってきます。今年は例年と異なり、9 月開催となっていますが、その頃にはもう駒ヶ根高原はすっかり秋めいているのではないかと思います。
 今回のインカレも、インカレ実行委員会により運営されます。お忙しい中、我々のためにインカレの運営に尽力されています。この実行委員会の皆様をはじめ として、オフィシャル旅行代理店の日本旅行様、我々を温かく見守ってくださる近隣住民の皆様など、多くの方々の支えのもと、インカレロング駒ヶ根は開催さ れるのです。感謝の気持ちを持ってこの大会に臨みましょう。
 今回のインカレはロングディスタンス競技だけではありません。トレイルO 競技も併設開催されます。当日申し込みも可能だそうなので、まだ申し込んでない方も是非参加してみてはいかがでしょうか。さらに、インカレ前日の16 日には駒ヶ根高原スプリント大会が、インカレの明くる日、18 日にはクラブカップ7 人リレー大会が開催されます。この3 日間はインカレの魅力にどっぷり浸かってみてはどうでしょう。
 インカレは日本学連最大のイベントのひとつです。そして、いつもの大会や練習会とは一味違った雰囲気を持っています。1 回生の皆さんは、その雰囲気を大いに満喫していただければと思います。もちろん、2 回生以上の皆さんも。オリエンテーリングを思いっきり楽しむこと、インカレを満喫すること。これが、加盟員減少に苦しむ日本学連への処方箋になってくれる のではないかと、私は少し期待しております。
 それでは、9 月17 日、駒ヶ根にてお会いしましょう。


ご挨拶
インカレロング2006実行委員長 木村佳司

いよいよ2006年度の学生オリエンテーリング選手権大会ロングディスタンス競技部門のカウントダウンです。学生の皆さん、準備はできていますか?
 20年ぶりに学生選手権大会の熱狂が駒ヶ根高原に戻ってきました。1986年3月の学生選手権男子リレーで名古屋大学が劇的な優勝を遂げ、初 めて優勝旗が箱根の関を越えました。あれから20年、駒ヶ根高原の森は当時と変わらぬ美しさを保っています。昔も今も変わらないのが、オリエンテーリング 競技にかける学生の皆さんの情熱です。そんな皆様の情熱と期待にしっかりと応えることができるコースと地図を今回用意しました。皆さんの挑戦を今や遅しと 待っています。
この駒ヶ根高原ではどんなドラマが展開するのでしょう。笑顔の結末?それとも涙の結末でしょうか。どんな結末でもひとつひとつ皆さんの心に刻み込まれ、笑 顔も涙も全て未来へと繋がってゆくことでしょう。
 私は、この大会期間中を通じた競い合いや出会いを通じて、多くの友情が生まれることを望んでいます。ここで得たエネルギーを原動力にして、今 後のオリエンテーリング活動の糧としていただければこれに勝る喜びはありません。
 今回は学生選手権とクラグカップリレー大会のコラボレーションを行います。ジェネシス社の主催するクラブカップリレー大会は日本一の規模を誇 るリレー大会です。この大会には多くの地域クラブや同窓会的クラブが参加します。このような多くの方に学生の走る姿を見ていただき、より身近に学生選手権 を感じていただきたいです。それと同時にオリエンテーリングにいろんな関わり方をしている社会人の方々を学生のみなさんに見ていただきたいと思っていま す。
 私たちが愛するオリエンテーリング、そして森。最後になりましたが、こんなに素敵な競技環境を提供して下さる地元・駒ヶ根市の皆様のご協力に 深い感謝を申し上げます。ありがとうございました。