水上高原
スキーオリエンテーリング大会
群馬県みなかみ町
2008年3月1日

スノーシューで
コースに挑戦
大雪の中スタートスタート前は元気
(高橋美和)
スタート開始する前あたりから大雪になりました。

今回初めて
作成された
オリエンテーリング用
地図「水上高原」

経験者クラス
前半




木村の通ったルート軌跡
GPS測定結果を
Google Earth上に表示
Google Earthでは
夏の写真を使用しています。
競技が行われたのは冬。
豪雪の中。

新雪がコース上に溜まり
スキーが操作しずらく
スピードの出ないレースとなりました。


大雪の中
回ってきました。
武石フィニッシュ山田敦史スキー
オリエンテーリング
いかがでしたか?
元木友子
女子は前半地図で
終了としました

堀江守弘
前半を終え、
後半に向う
酒井佳子
後半レース意欲
満々でしたが
主催者判断で
コース短縮
荻田育徳
フィニッシュ
元木悟
これだけ積もると
スキーがうまく滑らない

山田敦史
2周目より帰還
吹雪でしたが
動き回ると
体もホット
スノーモービルで
コース整備しても
追いつかないほどの
大雪
寒い中、役員のかた
おつかれさまでした。
大会を楽しませて
いただきました。


水上高原スキーオリエンテーリング大会 レポート

すいません。私・木村は、群馬県のこと甘く見ていました。群馬県北部があんなに豪雪地帯だったとは。そんな発見と、楽しみに満ちていた経験でした。

3月1日(土)の朝に長野県の自宅を出発し、マイカーで大会が行われる群馬県を目指しました。天気は良好。
「日焼止クリームを買わなきゃ」「さすがに群馬は暖かいな。」
高崎付近の天気が群馬県の全てだと思っていました。
ところが群馬県北部に迫ると天気が一変。高速道路を降りると雪がたっぷり。会場に向う道はもう豪雪地帯。道路はもうノーマルタイヤでは走れません。「すんげーこの雪、長野県北部・新潟並みじゃん」

大会が開催される群馬県北部の水上高原ではスキーオリエンテーリングの開催は初めて。私も冬に訪れるのは初めてです。この大雪にいきなりドギモを抜かれました。
会場の水上プリンスホテルに着くなり、降ってくる雪の量がどんどん増えてきました。暖かめだった気温もどんどん下がってきているようです。

主催者発表ではウイニングタイム60分のコースとのこと。このコンディションと私の実力では120分かかるかも。ということで、中間地点となる地図交換所にスペシャルドリンクを準備。(水と補給用チョコレート)
雪はかなり柔らかい。スキーを滑らせるにはかなり力が要りそうです。このコンディションでは優勝者よりかなり遅れを取ることになるでしょう。


私のスタート順が来て競技開始。
豪 雪に埋まった水上高原ゴルフコースがテレイン(競技地区)です。冬の間は常設クロスカントリーコースが整備されているとのことでしたが、先ほどからの大雪 で常設クロカンコース上にも積雪があり、コースなのか雪原なのか区別がつけにくくなっています。普段はスノーモービルなどでコース整備を行っているようで すが、重い雪が上に乗り、スピードが上がりません。「これは想像以上に大変だぞー」

渡された前半部分の地図を改めて見ると、これが結構長くて複雑。「これだけで半分? 全部回れるかな?」 目標を完走に切り替え、無理をせずペースを落としてゆきます。

レー スを進めるに従って、今回のコースの厳しさが判ってきました。スケーティング滑走できると思っていたピステ道(大型機械で整備された雪道)が、大雪・新雪 のために実はスケーティングできない場所もある。ナロートラック(スノーモービルで作った道)が新雪に埋もれて、人が通ったスキー跡程度しか残っていな い。雪自体がかなり柔らかく、ポール(ストック)で雪面を突いても、空を切るがごとく。

レースコンディションとしてはかなり悪い状況ですが、自然相手にやっているスポーツですからこんなものです。それでも雪遊び感覚を楽しみながら進んでゆきます。
テレイン自体はとっても面白く、地形変化も豊富です。ナビゲーション要素がふんだんにあるテレインとコースです。

前半の地図の中でも、その前半は新雪の中の登り基調。レース速度が上がりません。しかし地図後半になるとフカフカの斜面を滑り降りながらナビゲーションを楽しむという、スキーオリエンテーリングならではの、あの興奮が味わえます。やっほー!
こんなフカフカの新雪の中をクロカンスキーで降りてくる競技はたぶんスキーオリエンテーリングだけでしょう。とってもワイルドです。

体力的にはまだ余裕を残して地図交換所に戻ります。
「後半地図での出走は中止です」
あぁやっぱり。この天候じゃ、しょうがないよね。
前半だけでも満足いっぱいのレースでした。タイム競技としては確かにコンディションは悪かったけど、たっぷり雪遊びしたという満足感覚がありました。


今回の企画は、水上高原プリンスホテルで行う雪遊び企画のひとつとして開催されました。
3月1日(土)午前中にはスノシューレースが開催され、
その午後にこのスキーオリエンテーリングレースが開催されました。
翌日3月2日(日)には本気モードの雪合戦が行われるそうです。
今回のイベントを企画、運営してくださった皆様、ありがとうございました。


水上高原をあとにして、関越自動車道を東京方面に走ると、あらららー不思議。あれほど大雪だったのに、空はいつのまにか黒いくらい晴れています。群馬県北部、おそるべし。勉強になりました。
また水上高原でスキーオリエンテーリングやりたいです!
(木村佳司)