オリエンテーリングサミット2011
in 信州松本アルプス公園
2011年11月5-6日
主催者メッセージ
2011年3月6日版

Orienteering Summit 2011
in Matsumoto Alps Park
Nov. 5-6  2011
Message of Organizer
March. 06. 2011


左:アルプちゃん(松本市のマスコット)  右:木村佳司(主催者)

イベント仕掛け人・木村によるイベントのコンセプト
(1) オリエンテーリングの未来に繋がること
(2) 参加者が楽しめること
(3) 木村の地元「松本市」に貢献できること
(4) 運営者が楽しめること
(5) 自分自身が楽しいと思えること

イベント仕掛け人の木村が、このイベントをどのようにしたいのか、そのメッセージを語りたいと思います。


(1) オリエンテーリングの未来に繋がること
  オリエンテーリングは生涯スポーツとして楽しめるものです。実際に日本各地の都道府県や各地域クラブでは広い年齢層の愛好家がいます。こうした都道府県の 協会や地域クラブに関わりを持つことでオリエンテーリングというスポーツを楽しく長く続けることができることを、多くのかたが知っています。
  いっぽう、日本にはもうひとつのオリエンテーリングの普及の柱があります。そうです大学生です。毎年多くの大学生が学内サークルに所属し、オリエンテーリ ングを行っています。しかし大学生競技者の多くは学校クラブの範疇でオリエンテーリング競技を行っている者が多く、大学卒業とともにこの競技も卒業してゆ きます。
  運良くこのスポーツを学生時代に体験した者が、卒業後に競技を続けなくなっている原因はなんでしょうか。いろいろ要因はありますが、そのひとつに卒業生が 社会人クラブに移行できていないということがあります。自主的に社会人チームを立ち上げるひとはまだいいのですが、学生を卒業して学生クラブも退部してし まうと、そのまま競技から足が遠のいてしまいがちです。

 そんな学生と、社会人クラブやその上部団体である都道府県協会の皆さんとが出会うきっかけにしていただく。そのきっかけや出会いが日本のオリエンテーリングの未来に繋がると思っています。これがオリエンテーリングサミット2011の狙いのひとつです。
 その目的のために都道府県対抗戦である全日本リレーと、学生選手権を連続2日間の日程で開催することを提案しています。

  都道府県協会の皆さんは、地元の大学生や地元出身の大学生に声をかけ、オリエンテーリングサミット2011の全日本リレー大会に学生の皆さんを引き込んで ください。またインカレロング2011を目指す学生も、前日に行われる全日本リレーに積極的に参加してください。

 特に都道府 県協会の皆さんは選手集めに積極的にこのイベントを利用してください。私たち主管者は時間と場所のお膳立てをしました。皆さんの都道府県がますます盛んに なるのか、またはそのまま高齢化を迎えるのか、それは皆さんの動き次第です。がんばって仲間を増やし、このスポーツを通じて多くの人がハッピーになれるよ うにしましょう。

 まずはひとまずここまで。あとは次の機会に語りましょう。続いて問い合わせの多い開催日程についての話です。


開催日程について
 2011年11月5日(土)全日本リレー大会
 2011年11月6日(日)インカレロング大会

 この日程を公表してから、社会人の皆様から逆の日程にしてほしいという意見が出ているようです。しかしながら今のところ上記日程を変更するつもりはありません。理由以下の通りです。

(1) 学生に参加してもらいたい
 日程を逆にすると全日本リレー大会の参加者が減ります。特に学生参加者が激減することが予想されます。インカレロング大会が終わると、全日本リレーには参加せずにさっさと帰ってしまうからです。
 これでは
オリエンテーリングの未来に繋がることの趣旨に合いません。あくまでも学生が全日本リレーに参加しやすいようにスケジューリングしています。

  今までの全日本リレー大会での最大参加者数は2002年秋に長野県菅平高原で行われた大会です。このときも全日本リレー、インカレの2日間大会として実施 されました。この日程で開催されると全日本リレー参加者数が最大になるという実績です。ただしこのときは日曜日・祝日という日程でした。

 (2) 競技性の確保
  2日間の日程とも同一会場で全日本リレー大会とインカレロング大会を行います。上記の日程により競技の公平性を確保します。競技の性格上、インカレロング 大会は全日本リレー大会より広い範囲を競技のフィールドとして使用します。競技フィールドを日を追うに従って拡大してゆくようにします。

(3) 会場の都合
会場となるアルプス公園は松本市民に大人気の場所です。寒くなる前の10月までは多数の来園者が居ます。大会開催できません。

(4) 参加者の安全確保
11月中旬以降は狩猟が解禁になります。テレイン北部の山あいでは実際に狩猟がおこなわれます。

(木村佳司)