競技責任者報告
第6回インカレショート競技責任者:藤田 雄一郎
 
 
 第6回インカレショート及び併設大会に参加されましたみなさま、いかがでしたでしょうか。今回の大会はみなさまのご期待に沿えるよう、またインカレショート選手権としてふさわしい大会となるよう準備して参りました。大きな問題もなく大会が無事終了できたことで、ひとまずほっとしています。以下、競技関係全般について報告をさせていただきます。

【天候】
 今大会は野外会場でした。ひたすら雨が降らないように願っていたのですが、当日はあいにくの雨模様となってしまい、参加者の皆さんが快適に過ごすことを保障できなかったことは残念です。雨対策として、当初運営側で使用する予定のテント数張りを参加者用に解放しましたが、収容人数に限界もあり、会場に近接する駐車場の車の中で待機する参加者もおられたようです。そんななかで、会場グラウンドの水はけが非常に良好で、小降りになった時間帯もあったのは救いでした。

【スタート天候】
 予選・併設はスタートが同一地点であったのに対し、A-finalは男子・女子でスタート地点が異なったため、B-finalスタートにまわる人員が不足しました。また、A-final開始時までに会場に多くの人が戻ってきていて欲しいということもあり、B-finalスタートは手のあいている役員で一斉スタート方式により行いました。幸い、B-final参加者の協力もありスムーズにスタートさせることが出来ました。少人数の運営であること、A-finalを盛り上げる意向から、B-finalが簡略化されてしまうのは仕方ないことだと思います。

【ゴール・計算センター】
 今回、計算センターではOLSYS(新帯 亮氏作成)を使用しました。このシステムでは基本的にゴール・計算センターは同じ箇所で業務をこなします。今大会では併設ゴール閉鎖から、B-Final開始までの時間的余裕がありませんでしたので、ゴール・計算センターを「予選/B-final担当」と「併設/A-final担当」の2チームに分けて動かすという方法をとりました。B-finalは一斉スタート方式としたため、ゴールのラッシュが心配されましたが、大きなトラブルもなくうまく機能しました。ただし、B-finalでぺナチェックのミスによる誤報を出してしまい、関係者には御迷惑をお掛けしました。正式な成績は成績表をご覧ください。

【演出関係】
 A-finalを中心にインカレショートを参加者全員で楽しめるように、前年度の第5回インカレショートの流れをくんだ演出の工夫の多く(視線移動の少ない会場レイアウト、スタートリスト/決勝コース図配布、見どころ紹介、速報ボードの迅速化、無線/携帯電話による中間情報、など)を採用しました。次々と入ってくる情報を伝えきれない点もありましたが、雨天にもかかわらず、会場のあちらこちらで歓声や選手を応援する声が聞こえ、演出の意図はかなりの成功をおさめたものと感じています。今後も、演出面での試行錯誤で改良が加えられ、参加者全員で盛り上がるインカレショートとなっていくことを期待します。