ics2001 B-Final
2000年12月17日

理念
ics2001ではB-Finalの実施形態が従来とは大きく異なります。ここではその説明を行います。

ics2001のB-Finaの特徴
(1) レーン毎の時間差マススタート
(2) マススタートグループの1位をそれぞれ表彰
(3) リレー1走方式
(4) B-Finalはコントロールピッキングコース(男女共通)
(5) E-card使用
(6) パンチングフィニッシュ



レーン毎の時間差マススタート説明
12:00 男子レーン1 B-Final出場者マススタート
12:10 女子レーン4 B-Final出場者マススタート
12:20 男子レーン2 B-Final出場者マススタート
12:30 女子レーン5 B-Final出場者マススタート
12:40 男子レーン3 B-Final出場者マススタート


B-Finalは選手権ではない
A-Finalのような選手権では、選手権者となる者にフォーカスし、出来る限り最高の競技性と公平性を与えなければなりません。

 しかし、B-Finalは選手権ではありません。ここではB-finalのトップランナーにフォーカスするのではなく、B-Finalの大多数のランナーにとって最もエキサイティングなレースとなるような方式を考えたいと思います。

 今回のB-Finalはマジョリティである多数の学生ランナーにとって、最も良かったと思えるB-Finalのレース形式とは何かという観点から考えたいと思います。 

スタート方法のコンセプト
インカレショートはビジュアル性をコンセプトとしたイベントです。
A-Finalで観客がわくわくと観戦できるのも、A-Finalの選手の成績がリアルタイムで把握できるからです。
 A-Finalでは選手のスペシャルゼッケンからそのスタート時刻を知ることができます。そして、会場で観戦していれば観客は腕時計によりその所要時間を簡単に計ることができます。これにより、リアルタイムに成績を捉える事がでくるわけです。

 これと同じようにB-Finalの選手の成績もリアルタイムで観客に伝えることはできないかと考えてみました。しかしB-Finalは参加人数も多く、観客はそこまで手間をかけて観戦してくれるとは思えません。

 そこでもっと簡単にB-Finalの順位を知る方法(=B-Finalで盛りあがれる方法)を考えてみました。結果的にはフィニッシュ順をそのまま順位にする方法が一番だと思いました。 


 

基本的にはマススタート方法
 これを実現する方法は以下の2通りの方法が考えられます。
  (1) マススタート
  (2) チェイシングスタート
 いずれも一長一短があります。これらの方式の長所と短所を検証します。

マススタート
長所 ・運営が楽
短所 ・一度に同じコースを走る選手が多すぎて、オリエンテーリング競技自体が楽しめない。

チェイシングスタート
長所 B-Finalが盛りあがる。
短所 運営がとても大変。
インカレショートの継続運営を考えたとき、ただでさえ煩雑なショート競技の成績処理を増やすことは得策ではない。
予選で良い成績を残せなかった選手は勝つ見こみが無くなる。
予選が通過できなくても24位までに入れれば、学連枠獲得というご褒美がある。これにさらにB-Finalで上位に入る可能性が高くなる。逆に予選で失敗した選手は、学連枠の確保どころか、B-Finalでの悪成績が決定してしまう。救済機会が与えられないためモチベーションが低下してしまう。

 チェイシングスタートはデメリットも多いし、これを行うだけの運営力をics2001で集めるのは相当難しいと思えます。従って基本的にマススタート方式をとります。 

マススタート方式の短所の克服
 しかしながら、競技者の立場に立って考えると、どうも単純なマススタートでは面白いオリエンテーリングが出来ないのではないかと思います。せっかく加賀の素晴らしいテレインを使用しながら、他人に付いて行けばフラッグが見つかるようなオリエンテーリングではちょっとつまらないと思えます。

 そこで、同時にマススタートする人数を減らせば、こうした追走をある程度防ぐことができます。ではどのようにマススタート人数を減らすのか、言葉を変えればB-Final分割するのか。

マススタートを分割するとなると、以下の問題が出てきます。
  (1) 当初のコンセプトであったビジュアル性の確保はどうするのか。
  (2) 競技の公平性は確保できるのか。

 この2つの問題が解決すればB-Finalを分割して、同時にマススタートする人数を少なくすることが出来ます。

 これらを一気に解決する方法として、マススタート毎の表彰というものがあります。B-Finalを分割しても、その分割したグループ毎にその1位を表彰すれば、フィニッシュレーンでのビジュアル性や競技の公平性は確保できることになります。

 ビジュアル性で言えば、グループのスタート時刻を20分間隔程度に取れば、フィニッシュレーンで前後のグループが交錯することが少なくなり、ビジュアル性が確保できます。
 実際は男子同士でマススタートの間隔が20分あればビジュアル性が確保できるので、その間に女子のマススタートを入れる形をとることが可能です。これによってスタート時間帯を短くすることができます。

 さらにビジュアル性の確保ということでいうと、ゼッケンによってB-Finalのグループを分類できれば、なお良いことになります。
 E-cardの導入によって、予選の段階からゼッケンが必要な運営になってきています。このゼッケンは予選ではレーン毎となっています。ですから、B-Finalのグループ分けは予選のレーンと同じにすれば、同じゼッケンを使いまわすことが可能となります。

以上の理由によりB-Finalは以下の通りのマススタートとします。
    12:00 男子レーン1 B-Final出場者マススタート
    12:10 女子レーン4 B-Final出場者マススタート
    12:20 男子レーン2 B-Final出場者マススタート
    12:30 女子レーン5 B-Final出場者マススタート
    12:40 男子レーン3 B-Final出場者マススタート

演出と表彰への好影響
 上記のような予選レーングループ毎のマススタートと、そのグループ毎の表彰というルールによって、フィニッシュ時に即座に順位が判るようになりました。観客にも判りやすいし、演出もやりやすくなります。

 各グループのトップゴールの者をすぐにステージに呼び、インタビューをすることができるようになります。そのインタビュー中にE-cardのペナチェックを行って、その場で1位が確定したら、その場で表彰します。

 このようにA-Finalに出場できなかった者でも、B-Finalで仕切りなおして、再び舞台に立てるチャンスがあるというのは、B-Finalを走るものにとって大きな励みになるでしょう。


 


さらなる追走対策→リレー1走方式
 上記案によって、男子も女子もB-finalの同時マススタート人数が50名程度にまで減らすことができました。しかしながら減ったといっても、50名ものマススタートです。通常なら、相変わらず追走が発生し、面白いレースを提供できないでしょう。
 しかも今回は、加賀海岸の素晴らしいテレインを自力でナビゲーションするのがこの大会の売りでもあるわけですから、こうした追走は極力排除するべきでしょう。

 B-finalランナーの大多数は何らかの人の背中を見ながら走ることになるわけです。こうした大多数の人になるべくきちんとしたナビゲーションを行っていただいて、加賀海岸をテレインを堪能してもらいたいです。そのためには多少の公平性を犠牲にするのもやむ追えないと思っています。


 そこで、B-Finalのコースを4通り作成し、リレーの1走のようにこれらを混ぜてマススタートさせます。もちろん4通りのコースを走ることになるのですから競技は公平ではありません。それは承知の上です。しかし、出来る限り公平になるようにコースを設定します。
 このコースの設定はすべてのコースがなるべく等距離、等登坂、等難易度になるように設定します。通常のテレインではこれは殆ど不可能に近いのですが、この加賀海岸のテレインなら、何とか可能ではないかと思います。それでも非常に難しいことには違いないでしょうけど。

さらに表彰名称を「B-Final グループ1・ 1位」というのではなく
「B-Final トップフィニッシュ賞」という名前にしてメダルを授与すれば良いのではないかと思います。

 またこれらの事は、プログラムを通じて、そのコンセプトと共にプログラムで周知しておくことが重要です。

 こうしたコースであることから、コントロールディスクリプションは当然非公開となります。B-Finalでは一発を狙う参加者がいるので、結構ペナが出るかも知れません。


B-Finalのコースはコントロールピッキング形式
B-Finalは予選でうまく行かなかった人にも、能力を充分に発揮しする場としたいと思います。このため、予選やA-Finalとは違ったオリエンテーリング能力を発揮するコース設定としたいと思います。

 こうなると、コントロールピッキング風のコースかトレイルラン風のコースかということになります。加賀海岸ならではのコースセッティングということを考えればおのずとコントロールピッキング風のコースとなります。また競技時間的にクロスカントリー風は運営できないです。

 色々とコースの制約があるので、必ずしもコントロールピッキング風にはならないと思いますが、コース設定ではこれをある程度心がけるものとします。 


E-card使用
基本的に予選で使用したE-cardをそのまま使いまわします。
ただし予選でペナがあった場合や、予選でA/B-Finalのコントロールを通過した場合は新規にカードを発行します。

パンチングフィニッシュ
 運営省力化のためです。
トップの争いは熾烈かも知れません。