去年のショートは、13位でトップとの差が6分あり、どこでそんなに差がついたのかを真剣に反省したのを覚えています。その悔しさを胸に1年間練習してきました。今年はそれらの反省を生かそうと臨んだ大会であり、去年よりは確実に自分のレベルが上がっていました。今までで一番準備して参加した大会と言えるでしょう。
ショートの本格的な準備を始めたのは10月に入ってからでした。イメージトレーニングは今までにないぐらいやりました。地図読み走と、登り込みは多めにやりました。そして、他の誰よりもトレーニングをやっているから優勝できると思い込んでみることにしました。2年生の後半あたりからメンタル面の重要性を知って、だんだんと自分をいい方向にコントロールできるようになってきました。ショートでも適度な緊張感を維持して集中力を切らさずに走ることができました。
準備はしてきたものの体調管理がなってなくて、大会の3日前に風邪をひいてしまいました。前日のモデルイベントもおもいっきり走ることができず、地形だけは確認することにしました。あとは、回復することだけを祈ってゆっくり休みました。回復さえすれば、優勝できると信じていました。
当日、朝起きると体調も良く「いける」と思った。予選は1ポで2分後の人に追いつかれるぐらいのミスをして、「予選落ちるか」と一瞬思ったけど、その後はミスなく順調にまわることができたので、終わった後の感じとしては悪くなかった。予選後は体力の回復に努め、気持ちの切り換えもうまくできたので、決勝のときは、疲れや不安というものがなかった。そして何よりも、午後になって完全に風邪が治ったことが勝因でしょう。レースは直進と歩測を使って途中どれだけ自信を持って走れるかで、秒単位で勝負が決まるだろうという予想通りの展開となった。3ポで1分のミスをしたので、ゴール後は「入賞はなんとかできるかな」とは思っていたけどまさか優勝できるとは思わなかった。
今後は、ショート2連覇はもちろん3月のインカレ個人戦でも優勝したい。東北大からしばらく遠ざかっている団体戦優勝をチームみんなで勝ち取りたい。今年度チームの主将としてずっと目標にしてきたことであり、絶対に経験したいです。
最後に、このような素晴らしい大会を開いてくださった運営者の皆さん、選手が力を発揮できるようにサポートしてくれたオフィシャル、いつも一緒に練習している東北大OLCの皆さん、MGの皆さん、今まで指導してくれた先輩方ありがとうございました。 |