インカレショート2002感想
2002年11月

2002年度日本学生オリエンテーリング選手権ショートディスタンス競技
男子選手権者
青木博人(東京大学3年)


 まずは運営して下さったみなさん、そしてあの雪の降る菅平高原でインカレショートを目撃したすべての人に感謝したいです。あれだけの悪天候の中あれだけの目が自分たちを見ているんだと思うと自然と力が出てくる気がしてきました。

 実は自分は明らかに優勝と遠くにいる気がしていました。九月の合宿ではふらふら、前日つぼる、予選現在位置ロスト、すべてがダメだという暗示をしているかのようでした。菅平ヤバイ、向いてない。でも・・でも・・それでも優勝を目指さないのはもったいない!!何かできるはず!!雪で楽しそうだし走ってしまえ。そんな気持ちでした。振り返れば超単純な思考ですね。なんか対策くらい考えろと自分でつっこみたくなります。

 レースは前半、やっぱうまくいかんもんだなぁと思いながら、そんな自分をうまくコントロール出来ていた気がします。ダメなものはしょうがない、じゃぁどうする?それの繰り返しだった気がします。
 それにしてもOPにでてからは死ぬかと思いました。死ぬ思っているうちは死なないという誰かの言葉がまさに頭をよぎりました。ホント頭真っ白になりかけました。真っ白になったらまさに菅平と一体化です(笑)もっと速くならねば。

 表彰台に立ったとき、本当に自分でいいの?やってしまったなぁと思いました。でも自然と笑みがこぼれてくるほど本当にうれしかったです。

 3月はまたあの人たちとあの舞台で走れるかと思うとホントわくわくしてきます。でも僕はヘタッピです。この前何とかすれすれでインカレエリートになりました。自分が「優勝ねらっている」と胸を張って言える準備をすることが最低条件だと思って精進していきます。リレーも必ずやインカレショートのように東大の強さを見せたいです。
やるぞーー。