クラブカップ2007
レポート
スプリントテレイン紹介
2007年
6月28日


2007年9月15日 (土)に開催される
スプリントオリエンテーリング競技のテーマは、
「水」と「岩」です。

 まだ人類が大した文明を持っていなかった頃にちょっと思いを馳せてみましょう。
 この地では何が起こっていたか?
アルプスの造山運動、大雨のたびに繰り返される大土石流。人々はそのあまりの恐ろしさにおののき、またアルプスの水がもたらす恵みに感謝し、大きな岩には 神が宿っていると、信仰をもつようになりました。この地に存在する大きな岩にはたいてい名前がついております。

 そうした人類の戦いと恵みの歴史をそのまま体験できるように公園整備され観光地化した区域が今回スプリントオリエンテーリングのテレインで す。

日本では公園でのスプリントといえども、渉外上の問題から、人々の営みとは隔離して行われることが多いのですが、ここでは観光地 「駒ヶ根」のご理解と強力なバックアップのもと、なかなか実現できない本場ヨーロッパのスプリントのスタイルとほとんど同じものを用意することができまし た。まさに観光客と同じ場所を走り抜けます。もちろんそんな場所です。
そして完全Newエリア、New MAPです。

 点在する森林の中にも、「水」と「岩」をテーマにした、高度なナヴィゲーションテクニックを要する課題を設定します。

極めつけは、ME、WEで運がよければ実現される 「競技中にアルプスの本流”大田切川”を渡る!」こと。
 9月の開催なので、かなり水量が落ちないと実現できないかもしれません。
直前まで地図印刷を延ばして判断したいと思います。数日降雨が無ければ、渡ることができます。実現できれば一生のうちでもめったにできない経験です。
(Eクラス以外では吊り橋を渡る競技になります)

 走ったあとのテレインは、観光地そのもの。地ビールあり、搾り立ての牛乳あり、温泉あり、観光ありで、駒ヶ根を遊びつくして下さい。



さてさて、9月の雨季に、本当に川を渡れることができるか? そんなめったにない経験ができるかどうかは、神のみぞ知る、です。
川渡りを中止する場合、吊り橋を渡る競技になります。

天候やコースに関わらず、金属ピン付きスパイクシューズは禁止します。誘導路やレース中に吊橋や木道を通るコース設定となっており、設備を傷めることがな いようにご配慮ください。



水量が少ない時は、割と簡単に大田切川が 渡れます。速く渡るには、このような河床部分を走るのがコツかも


川の中にある島と吊り橋、島の中の森林 は、岩ごろごろしーの、微地形ありーの。


急流部分は流される危険があるので、レー ス中は怪我の危険もあり入らないほうがよいでしょう。しかし、このように簡単に飛び越えられるところもあります。