オリエンテーリングクラブカップリレー2009参加御礼とお詫び
2009年9月26日 ジェネシスマッピング 山川克則

参加の皆様へ
ご参加ありがとうございました。
まずは、天候に恵まれ、大きなけが人も無く無事大会が終了したことに感謝したいと思います。ありがとうございました。


事前不備に対するお詫び
クラブカップリレー大会においては、結局不完全なプログラムしか発行されないまま開催する事態となってしまった不備を深くお詫び申しあげます。
大会に関する説明が行き届いていれば、避けられたこと、失格にならずに済んだこと、など色々あるかと思います。

会場レイアウトも理想的な形で提供することができませんでした。会場の利用方法について、管理者から変更指示が出され、理想としていたレイアウトが直前に実施不能となりました。
なんとか次善の策となるレイアウトに急遽変更しましたが、結局これを皆様に周知させることが後手になってしまいました。これはとても残念に思っております。

いつもいわれることですが、自分自身の時間管理をしっかりしていれば、もっと頑張りきれたではないかという後悔が残ります。
それでも何とか大会が流れていってくれたのは、
受付の負荷が最小限になるような仕組みを用意できていたこと
的場さん、立川さん、および長野県協会の皆様の献身的協力
そして何よりも、17年続いたこの大会の理念が理解されて、参加者自らが、どう動いてよいのか自主的に判断していただいたおかげだと思います。
あらためてありがとうございました。そして済みませんでした。



参加者の意見を基に改善したい
今年は、参加者の不満が爆発した年になってしまいましたが、言いたいことは遠慮なく言っていだだき、その中から、改善点を探っていきたいと思います。もとよりいろいろな方の意見を集約してできている大会です。
クラブカップ2009大会の構造が複雑すぎる、というご意見が多く聞かれました。これは拝聴に値すると思っています。より多くの人に受入れやすくするため、色々な取り組みを増やしてきましたが、この辺で一度本来の理念に立ち返って整理してみたいと思います。



クラブカップの理念に立ち返る
私の目指すものは、日本一の全国草野球ならぬ草オリエンテーリング大会です。
第10回くらいまでは、この趣旨のことをよく挨拶に書いていました。

大学大会や一般の公認大会のように、人手をかけて行う大会ではありませんが、それでもスマートに流れて、みんなでオリエンテーリングを楽しめる。運営者も楽しめる、そういう大会が理想です。そういう大会に近づけるようにさらに努力を重ねて行きたいと思います。

クラブカップは、各クラブが一同に会する場所として1年の最大目標である大会として毎年継続して開催することがまず第一だと思って努力しています。
クラブカップの開催を組織的な活動として行っていないのは、実はそのためです。クラブカップを組織的活動にしてしまっては、毎年継続する構造には絶対にならないと思っています。
クラブカップに関する意見は、良いことも不満もすべて主宰者である山川個人が受け止め、
山川個人で判断して、山川個人の責任で即決するといった構造で続けてきました。

た だもう少し周りの協力をいただけないと、どうにも回りきらない部分も確かにあります。この点についてどうしたものかと思いますが、協力をいただきやすい体 制にしていくのも私の責任かと思っています。今回は、まだまだ全然準備が足りませんでした。次で挽回したいと思います。



クラブカップ2009のコースについて
もうひとつ、テレインやコースの質についても意見を拝聴させていただきました。
今 回のテレインのように、日本の通常のテレインの枠から飛び出したテレイン、しかしこれこそが本来の、”方向を定めて走る”オリエンテーリングの舞台である とも思っています。こういうテレインを志向するのはクラブカップでこそできる冒険です。さらに折角の連休に、こうした非日常空間を楽しんでもらいたいとい う気持ちがありました。
しかし安全への配慮など考えると、今回は至らない点も多く、もっと工夫の余地があったのではないかと後悔の念が先立ちます。
実は直前の1週間も、いかにゲーム性を損なわずに、もっとコースを簡単にするかで最後まで粘っていました。ミスを重ねても何とか会場に戻ってこられる場所、そういう置き方に腐心したのですが、まだまだ全員が楽しむには難しすぎたようです。



クラブカップの開催地について
クラブカップの開催地は、観光で人が訪れることが前提になっている場所が中心になっています。これも、渉外での魚心・水心というもので、普通に人々が生活している里山では、この規模のイベントは地元にかなりの負荷(迷惑)がかかります。
里山開催の渉外を主宰者自ら毎年行えるだけのパワーと時間はさすがにありません。継続開催という観点では、このこともあわせてご意見をいただければと思います。

もしどこかの地域クラブがクラブカップを誘致したいという、ご要望がございましたら積極的に検討したいと思います。
「里山の渉外は地域クラブの我々に任せておけ」
「里山の地図を山川が良質なオリエンテーリング用地図に変貌させるなら、それが自分たちの財産になる」
こんなことにメリットを感じて下さるかたがいらっしゃいましたら、ご連絡ください。



アイデアを持ち寄る場
この舞台で何かやりたいという申し出は、基本的に受け入れ、実験・検証の場として提供しています。これも主宰・山川の個人決済のなせる業だと思っています。
例えば計セン処理ソフト”Mulka”の成長も、この大会の修羅場をいくつかこなして改良を重ねてきた成果だともいえます。これだけの規模で検証できるのはクラブカップしかありません。

みんなで作っていくクラブカップの理念にもういちど立ち返り、難しい課題ではありますが多くの人にとって居心地の良い大会、安心して参加できる大会、参加してよかったと思える、いつでも戻ってこられる大会を目指したいと思います。
今後も率直な意見をお聞かせいただければと思います。
意見交流の場として掲示板をご利用ください。