紙のコントロールカードにかわり、各コントロールでの通過証明を電子的に行うシステムで、欧州や北米では主流を占めるシステムです。
大会参加者が使用するデバイスは次の2つです。
《写真1:SIカードを中指にはめる》 | 《写真2:JWOCチームではやっている着け方(おすすめ)。指でSIカードをはさむと安定するのでパンチしやすい上、紛失防止にもよい。》 |
《写真3:パンチ台に取り付けられたSIステーション。穴があいていてそこにSIカードを差し込むようになっている。》
また大会運営者が使用するデバイスも参考までにお知らせしましょう。
現在日本には約1,000個のSIカードと100個のステーションがあります。
欧米では、各参加者は自分のSIカードを持っていて大会申込時にその番号を主催者に知らせます。持っていない参加者は主催者からレンタルあるいは購入することになります。
日本ではそうした体制がまだできていないので、今回の全日本では原則的に主催者が全参加者のSIカードを準備します。
大会会場についたら受付にてSIカードを受け取ってください。その際、SIカードに記されているクラス、スタート時刻、氏名が正しいかどうかチェックしてください。
スタートへ向かう際にはSIカードをお忘れなく!
SIカードをなくさないようにご注意ください! 紛失しないようしっかりゴムバンドを締めて、競技中にゴムバンドが緩まないようにしましょう。下記の写真のように、
ただし、ゴールで回収困難にならないようご注意を。
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スタート付近に設置されるチェックステーションでSIカードを差込み、「ピッ」と音が鳴るかどうか確認してください。反応すれば、あなたのSIカードは「クリア(過去のデータが消去されている)」されていて、今回の大会に使用できる状態にあります。音が鳴らなければ、前回のデータが残っているか、あるいは正常に作動しない可能性があるので係員に申し出てください。
スタート時刻3分前になったらスタート枠に入り、係員のチェックを受けてください。EMITシステムでは「アクティベーション」および「スタートユニットへのセット」が必要ですが、SIシステムでは、特別な操作は必要なくスタート時刻になったら競技を開始してください。紙のコントロールカードの場合と同じです。
正しい番号であることを確認してSIカードをステーションに差し込んでください。音と赤色のランプがつくことを確認してください。
《写真6:コントロールでパンチする塩田純子選手(京都橘女子大)》 | 《写真7:コントロールでパンチする深川陽平選手(京都大OB)》 |
《写真8:譲り合って順序良くパンチしてください》
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計時線上に「フィニッシュステーション」を設置します。ステーションに差し込んだ時点で計時が終了します。ゴールでは係員がSIカードを回収します。
《写真9:フィニッシュステーションにSIカードを差し込んで競技終了!》