マウンテンバイク・オリエンテーリングのルール
この文章は、IOFの発行する「MTB-Orienteering Rules」のうち、競技者に関係がありそうな部分を抜粋して和訳したものです。なお、このルールは世界選手権、およびワールドカップを念頭において書かれているものなので、「MTB-Oの集い」のルールでこれがすべて適応されるわけではないでしょう。(少なくとも、IOFのコントローラーなどはいません。)ルールと異なる点については、主催者からの説明があると思います。
- 1.
- 定義
- 1.1
- MTB-Oとは、競技者が自転車を用い、地図とコンパスを利用してできるだけ早く、数多く設定されたコントロールポイントを回ってくるスポーツである。
ナビゲーションスキルが決定的な要素となるような方法において、マウンテンバイクのスキルとナビゲーションスキルが試されることが望ましい。
MTB-Oのコースは、ライダーが乗車、押し、担ぎによって完走することができるコースでなくてはならない。
通常は、トラックまたはトレイルを外れてはならないが、主催者とIOFのコントローラーの同意がある場合はその限りではない。
「競技者」という用語は、男女いずれかの個人、またはチーム全体を指す。
- 1.2
- MTB-Oの競技のタイプは、以下の要素によって区別される
- 1.2.1
- 競技の性質
- 個人 個人の競技者が、独立して競技を行う。
- リレー 2人またはそれ以上のチームメンバーが連続して個人のレースを行う。
- チーム 2人、またはそれ以上の個人が協力して競技を行う。
- 1.2
- 競技の結果の決定方法
- シングルレース方式 単一のレースの結果が、最終結果となる。
- マルチレース方式 一日、または複数日にわたって行われた、2つまたはそれ以上のレースの結果の組み合わせで総合の結果が決定する。
- 予選決勝方式 競技者は、複数のヒートに割り当てられた1回またはそれ以上のレースの結果によって、決勝レースに出場する資格を得る。
競技の結果は、決勝レースの結果のみで決まる。
決勝レースは、A-Final、B-Finalなどのように複数に分けられることもある。B-Finalに進出した選手の順位は、A-Finalの選手の後に割り振られる。
- 1.2.3
- コントロールを回る順序
- 特定の順序 順番は規定される。(伝統的なスタイル。いわゆるポイント-O)
- 不特定の順序 競技者が自由に順番を選んでよい。(スコア−O、フリーポイント-O)
- 1.2.4
- レースの長さ-クラシックディスタンス、スプリントディスタンス、エンデュランスディスタンス、それ以外。
- 1.3
- 「連盟」という用語は、IOFに属するすべての国の組織を意味する。
- 1.4
- 「イベント」という用語は、スタート順抽選や、チームオフィシャルミーティング、セレモニーなど、すべてのMTB-Oに関わる組織されたイベントを含む。例えば、世界選手権、というイベントは、複数の競技会を含むことがある。
- 1.5
- MTB-O世界選手権(WOC)は、男女の世界チャンピオンを決定する公式なイベントである。
- 1.6
- MTB-Oワールドカップは、そのシーズンのベストMTBオリエンティアを決定する公式なシリーズイベントである。ここのイベントは、ただひとつの競技会からなる。
それぞれのラウンドは、個人戦と、3人チームのリレーを含む。それぞれのイベントは、IOFの監督のもと、担当の国の連盟が組織する。
- 2.
- 一般規定
- 2.1
- これらのルールは、MTB-O世界選手権、およびMTB-Oワールドカップを規定していることとする。
- 2.2
- これらのルールは、国ごとのローカルルールの基本となっていることが望ましい。
- 2.3
- 特に言及がなければ、これらのルールは、あらゆるペダル駆動による自転車-一般的にはマウンテンバイク-による個人競技のルールとして妥当である。
- 2.4
- これらのルールに反しない追加規則は、主催者の決定で採用することができる。それには、IOFコントローラーの賛成が必要である。
- 2.5
- これらのルール、および追加規則は、すべての競技者、チームオフィシャルなどに適用される。
- 2.5
- 競技者がルールを解釈する上での原則は、フェアであることである。
- 2.5
- この英文のルールは、あらゆる言語から言語への翻訳の際に、生じる争いにおいて、決定的なものであるべきである。
(以後、運営にかかわるルールが続くので大幅略)
- 14.
- テライン、および環境保護
- 14.1
- テラインは、MTB-Oのコースを設定することにふさわしいものであるべきである。
- 14.2
- テラインは、明瞭な小道および小径からなるネットワークを含んでいるものであるべきである。
- 14.3
- どの競技者にも有利不利が生じないように、競技の行われるテラインは、それに先立ってできるだけ長期間、フットオリエンテーリングもMTB-Oも行われていないことが望ましい。
- 14.4
- 競技エリアは、それが決定したらすぐに立ち入りが禁止されるものとする。
- 14.5
- 立ち入り禁止エリアへのアクセス許可は、必要であれば主催者から得ることができる。
- 14.6
- そのエリアにおけるすべての自然保護、森林浴、ハンティングなどの権利は尊重されなくてはならない。
- 14.6
- 競技による植物や野生生物への影響が最小限になるよう、地権者や、環境保護団体に相談することは主催者の責任である。
- 14.6
- 植物や、野生生物、フェンスや壁にダメージを与えないように努めること、競技エリアの外に出ないようにすることは競技者の責任である。
- 14.6
- 道や小道から外れることは通常は許可されないが、主催者およびIOFコントローラーの同意があるときはその限りではない。
- 15.
- 地図
- 15.1
- 地図、コースマークおよび付加的な印刷事項は、IOFのオリエンテーリングマップに関する国際仕様書(ISOM)に従って描かれるものとする。仕様と異なる記述をするためには、IOFの協議会の承認が必要である。
- 15.2
- 使用する地図は、MTB-Oのために特別に作られた1:20000の縮尺の地図を用いることが推奨される。
- 15.3
- マップのエラーおよび印刷後に変更があった地点などは、オーバープリントされるか修正されるべきである。
- 15.4
- マップは、水分とダメージに対して保護されていることが望ましい。
- 15.5
- 競技エリアにそれ以前から、フット、スキー、およびMTB-Oのマップが存在するときは、競技に先立って最新のバージョンのカラーコピーが公開されるべきである。
- 15.6
- 競技当日は、主催者の許可が出るまでは、競技者も、チームオフィシャルも競技エリアに関するすべての地図を使用してはならない。
- 15.7
- 地図のサイズは、理想的にはA4であるが、どんな場合でも、コースを完成させるのに必要なサイズ以上に大きいべきではない。
- 15.8
- 競技エリアが狭い場合は、2枚目、3枚目のマップが使用されることがある。
- 15.9
- IOFとそのメンバーであるすべての団体は、公式な発行物の中で、コース印刷済みのイベントマップを、主催者に料金を払うことなく使用する権利を持つ。
- 16.
- コース
- 16.1
- IOFの発行するMTB-Oに関する技術的な仕様書および基準は、コースセットの際に参照されなくてはならない。
- 16.2
- コースは、国際的なMTB-Oイベントにふさわしいものでなくてはならない。競技者のナビゲーションスキルと、集中力、自転車の能力が試されるものとする。
すべてのコースはさまざまなオリエンテーリングの技術を要求するものとし、また競技中を通じて細かい地図読みや頻繁な決断などの高いレベルの集中力を必要とするものとする。。
すべてのレッグでいくつかのルートチョイスが考えられるように設定されるべきであり、また競技者の安全性は最大限に考慮されなくてはならない。
- 16.3
- コース距離は、スタートからすべてのコントロールを通過し、ゴールする、最も短い妥当なルートの距離として与えられる。
- 16.4
- トータルの登り距離は、上記の最短コースに沿った場合の登り距離をメートル単位で表したものとする。
- 16.5
- コースは、以下に示すウィニングタイムになるように設定される。(単位分)
| | 男子 | 女子 |
・ | スプリント | 50-60 | 40-50 |
・ | クラシック | 110-130 | 70-90 |
・ | エンデュランス | 150-180 | 100-120 |
・ | その他 | 規定無し | |
・ | リレー(ひとりあたり) | 50-60 | 40-50 |
- 16.6
- 個人戦においては、コントロールの組み合わせは競技者によって変えてもかまわないが、同じクラスの競技者は、全体としては同じコースを通らなくてはならない。
- 16.7
- リレー競技においては、コースはチームによって異なっても構わないが、チーム全体としては同じコースを通るようにしなくてはならない。テライン、およびコースのコンセプトが許す限り、個々のコースの長さは明らかに異なっていることもある。しかし、ウィニングタイムの合計では、規定を満たすようにしなくてはならない。
- 17.
- 立ち入り禁止エリアおよびルート
- 17.1
- 主催者は、環境の保護のためにルールを設定し、そして主催者からの関連した指示は、イベントに関わるすべての人が守らなくてはならない。
- 17.2
- 立ち入り禁止、および危険地域や、通行禁止のルートは、公開され、地図にも記述されなくてはならない。必要であれば、地面にマーキングをしてもよい。競技者はそれらの地域や特徴物を横切ったり、立ち入ったりしてはならない。
- 17.3
- 道を外れて乗車することは、通常は禁止されるが、主催者とIOFのコントローラーの特別な許可がある場合はその限りではない。道を外れてバイクを押したり担いだりすることなど、すべてのルールの変更は、イベントのプログラムに明確に記述されなくてはならない。
主催者はこのルールを強制させるためにIOFコントローラーを通じて係員を配置することができる。
コースプランナーは、ルール違反によって利益を受けることが無いようにコースを設定すべきである。
このルールに違反した罰則として、イベントへの参加の権利を失う。
- 17.4
- 強制的なルートや横断地点、通過地点などは地図と地面に明確にマークされているものとする。
- 17.5
- すべての自動車道の横断地点では、運転者と競技者に明確な警告が出されていなくてはならない。必要であれば、整理の人員を配置する。
- 18.
- コントロール位置説明
- 18.1
- コントロール位置説明は、道から外れたコントロールが用いられる場合を除いて、通常は使用されない。
- 18.2
- 必要だと判断されれば、コントロール位置説明を位置の明確化のために用いてもよい。
- 18.3
- 道から外れたコントロールを使用するすべてのイベントでは、コントロール位置説明を使用する。
- 19.
- コントロールセットの器具
- 19.1
- 地図に示されたコントロール地点では、明確な目印があり、また競技者の通過を証明する器具を備えていなくてはならない。
- 19.2
- 個々のコントロールは、30cm×30cmの3つの四角形をを三角柱の形に構成したコントロールフラッグが設置される。それぞれの三角形は、対角線に分けられ、半分が白で、半分がオレンジに塗り分けられていなくてはならない。
- 19.3
- イベントの説明で特別に指定されることがない限り、それぞれのコントロールは競技地図の示す地点に置かれなくてはならない。
- 19.4
- 個々のコントロールは、コントロール番号によって識別できなくてはならない。そのため、通過マークを行う競技者からはっきりと識別できるように、コントロールに固定されていなくてはならない。31より小さい数字は使用してはならない。文字は白地に黒で、高さは5-10cm、幅5-10mmで書かれていなくてはならない。
- 19.5
- コントロール番号は、コントロールカードのコピーするためにスタート前に配布されるもの、あるいは、地図に印刷されたものを競技者は利用することができる。コントロールカードは電子式であることもある。
- 19.6
- 競技者の通過を証明するために、コントロールのそばには十分な数の通過マーク用の機器がなくてはならない。
- 20.
- パンチングシステム
- 20.1
- IOFの認める(電子式またはそれ以外)パンチングシステムのみが使用される。Appendix 1を参照。
- 20.2
- コントロールカード(電子式またはそれ以外)はチームオフィシャルミーティングの後に配布される。この例外として、予選方式のレースで、決勝レースが予選と同じ日に行われる場合は、コントロールカードは決勝のトップスタートの遅くとも1時間前には配布される。
- 20.3
- 非電子式、またはそれらの複合方式を用いる場合は、競技者はコントロールカードを加工してもよい。例えば、補強したり、バッグに取り付けたり。ただし、コントロールカードの一部を切り落としたりすることは禁止される。
- 20.4
- 電子式パンチングシステムを使用する場合は、競技者はモデルイベントにおいてパンチの練習を行うことができる。
- 20.5
- コントロールカードや電子式パンチは、自転車にタイラップやほかの安全な手段を用いて自転車に結び付けられていなくてはならない。
イベントのあいだ、コントロールカードを自転車から取り外すことは禁止される。
- 20.6
- 競技者は、与えられたマーキング器具を用いて、個々のコントロールにおいて自分自身のコントロールカードに自分の責任においてマークを行う。
- 20.7
- コントロールカードはすべてのコントロールを通過したことを明確に示さなくてはならない。
- 20.8
- 競技者は、与えられたマーキング器具を用いて、個々のコントローコントロールでのマークが行われていない、または判別できない競技者は、マークができなかったり不明瞭だったりした原因が競技者のミスではなく、かつそのコントロールを確実に通過していることが証明されない限りは、失格となる。
このような状況では、別の証拠が競技者がそのコントロールを通過したことを証明する。例えば、コントロールの役員やカメラ、コントロールユニットから読み出した情報、などがある。
- 20.9
- 目視可能なパンチングシステムを用いる場合は、少なくともひとつの欄、またはリザーブ欄がそれぞれのコントロールに割り当てられていないとならない。一人に競技者につき、ひとつのパンチミスまでは許容される、例えば欄外にパンチするなどがある。
- 20.10
- 主催者は、役員をコントロールに配置して、コントロールカードをチェックさせたり、あるいはマークをさせたりする権利を有する。
- 20.11
- コントロールカードをなくした、あるいはコントロールを飛ばしたり間違ったコントロールでマークした選手は、失格となる。
- 21.
- 用具
- 21.1
- 安全基準に適合するソフト/ハードシェルを持ったヘルメットは、競技中常に着用していなくてはならない。
- 21.2
- 自転車が走行可能であることを保証するのは、競技者とチームマネージャーの責任である。
- 21.3
- 主催者が特に指定しない限り、ウェアの選択は自由である。
- 21.4
- 主催者の指示に従って、ゼッケンは目視可能な状態に着用しなくてはならない。ゼッケンは少なくとも25cm×25cmの大きさがあり、文字は少なくとも10cmのサイズがある。ゼッケンは加工したり切ったりしてはならない。世界選手権においては、ゼッケンナンバーはバイクの前に表示されていなくてはならない。
- 21.5
- 試合中に競技者が使用可能なナビゲーションの道具は、主催者から配布されたマップとコンパスだけである。
- 21.6
- 競技者は、スタートから、すべてのコントロールを通過し、ゴールするまでのあいだ、常に自転車に乗るか、押すか、担ぐかしていなくてはならない。
- 21.7
- 競技者は工具やスペアパーツを携帯することができるが、自分自身かまたは他の競技者が携帯しているスペアパーツや工具以外を使用してはならない。
- 21.8
- 主催者の許可がない限り、競技エリア内で通信装置を使用してはならない。
- 22.
- スタート
- 22.1
- 個人戦では、スタートは通常は個人スタートとなる。
リレー競技では、スタートは通常集団スタートとなる。
- 22.2
- すべての競技者は、スタート地区において少なくとも45分は、準備に専念したり、ウォームアップを行う時間が与えられなくてはならない。ウォームアップエリアに入ることができるのはまだスタートしていない競技者とチームオフィシャルだけである。
- 22.3
- タイム差スタート前のプレスタートが、ウォームアップエリアの一角におかれることがある。プレスタート方式を使用する場合は、競技時間を示す時計が、競技者とチームオフィシャルに示されていなくてはならず、また、競技者の名前が読み出されるか、表示されなくてはならない。プレスタート地区より先に立ち入ることができるのは、スタートした競技者、役員、主催者にガイドされたメディアの代表者のみである。
- 22.4
- スタート地点では、競技者に競技時間を示す時計が表示されていなくてはならない。プレスタートを用いない場合は、ここで競技者の呼び出しまたは掲示を行う。
- 22.5
- スタートは、後の競技者や他人が競技用の地図や、コースや、ルートチョイスや、最初のコントロールの方向を見ることがで気ないように設営されなくてはならない。必要であれば、スタートからオリエンテーリングの開始地点までマークルートを用いてもよい。
- 22.6
- 競技者は正しい地図を使用する責任がある。地図には競技者のナンバー、名前、コース名などがスタート前に確認できるように表示されている。
- 22.7
- オリエンテーリングの開始地点は、地図上にスタートを示す三角形として示されている。それがタイム差スタート地点とは異なる場合は、その場所を示すコントロールフラッグが設置されるが、マーキングのための器具は配置されない。
- 22.8
- 自らのミスによって遅刻した競技者も、スタートすることができる。主催者は、他の競技者に影響を与えないことを考慮して、スタート時間を決定することができる。遅刻者は、本来のスタート時間にスタートしたものとして計時される。
- 22.9
- 主催者のミスによってスタート時刻に遅刻した競技者は、改めてスタート時間を設定される。
- 22.10
- リレーにおけるチェンジオーバーは選手間のタッチによって行われる。
- 22.11
- 主催者が、帰還するチームのコールを行っている場合でも、ロスタイム無く正しくチェンジオーバーを行うことは競技者の責任である。
- 22.12
- IOFコントローラーの承認があれば、リレーイベントにおいてチェンジオーバーを行えなかったチームに対して集団スタートをさせることができる。
- 22.13
- チェンジオーバーエリアにおいて、後に続くメンバーは先行するメンバーの到着を知らせる警告を出すべきである。
- 22.14
- 集団スタート地区は、競技者が公正かつ安全なスタートするために十分な広さがなくてはならない。
理想的には、少なくとも20mの幅があり、登り勾配であることが望ましい。
集団スタートを行う競技者は、自転車から約50m後方で地図を地面に置いた状態で並ぶ。スタートの合図と共に地図を取り、自転車に向かって走り、スタート地点に向かうテープをたどる。自転車と競技者とのあいだに観客は立ち入ってはならない。
- 23.
- ゴールと計時
- 23.1
- 競技者は、フィニッシュラインを横切ることによって競技を終了する。
- 23.2
- 最終コントロールからゴールまでのルートは、テープまたはロープによって区切られていることが望ましい。ゴール、またはリレーのチェンジオーバーゾーンに向かうコースの最後の200mはできるだけ直線でかつ少なくとも10mの幅があることが望ましい。最後の100m〜150mはフィニッシュゾーンである。ゾーンの入り口は、明確にマーキングしていなくてはならない。
- 23.3
- フィニッシュラインはフィニッシュ方向に対して直角でなくてはならない。また、フィニッシュラインの正確な位置が、競技者に明確でなくてはならない。
- 23.4
- フィニッシュラインを通過した競技者は、コントロールカードをあらゆるそれを入れたケースなども含めて、提出しなくてはならない。必要であれば、地図も提出する。
- 23.5
- 手計時を行う場合、競技者の前輪がフィニッシュラインを通過した時刻、またはフィニッシュライン上で電子パンチを行ったときをもって、計時を行う。
- 23.6
- 光線を用いた計時を行う場合は、光線が途切れたときをもって計時を行う。掲示の位置は、地上から15cmの高さになくてはならない。
- 23.7
- タイムは、秒の単位に切り捨てられる。すなわち、89分13.98秒の場合は、89分13秒となる
- 23.8
- チェイシングスタートや集団スタートなど、同時進行のレースの場合は、ゴール審判が最終順位順位の決定を主導できるように、ゴールラインに位置する。
- 23.9
- 競技中を通して、二つの独立したメインとサブの計時システムを使用しなくてはならない。2つの計時システムは相対誤差が0.5秒かそれより正確で、同じクラスの競技者のタイムをそれぞれ計時する。
- 23.10
- 主催者は、それぞれのクラスに最大競技時間を設定することができる。
- 23.11
- ゴール地点には、医療施設と人員が配置されなくてはならない。彼らはまた、競技エリア内で医療活動を行う目的もある。