マウンテンバイクオリエンテーリングは、オリエンテーリング、マウンテンバイクのどちらのエンスーにとっても魅力的なエンデュランススポーツです。最も重要なオリエンテーリングテクニックは、ルートチョイスとマップメモリーの能力です。上り下り共に険しい地形に対処する能力や、バイクコントロールの能力も、トップレベル競技者にとっては必須のものといえます。
マウンテンバイクオリエンテーリングは、さまざまな地形の下で行うことができます。最も重要なのは、小道や道、道路が発達していて、高度なナビゲーション能力を必要とすることです。コントロールポイント間のナビゲーションは、高速で走行しながら正確に入り組んだ道の迷路を読み解き、地図と地形のマッチングをすることが必要となります。
環境保護のため、競技者は道を外れることは禁止されています。
マウンテンバイクオリエンテーリングは、国際オリエンテーリング連盟によって認められた最も新しいオリエンテーリング形式です。1980年代の終わりごろから、マウンテンバイクがポピュラーなアウトドアスポーツであった国々でクラブレベルで行われるようになりました。1997年にはすでに12の国で選手権が行われるようになり、その数は急速に増加しています。
マウンテンバイクオリエンテーリングの世界選手権は2002年にはじまり、2年ごとに開催されることになっています。
地図: 競技用の地図は、主催者が用意するマウンテンバイク、またはスキーオリエンテーリングの専用地図か、フットオリエンテーリング用の地図を修正したものを利用します。
コンパス: コンパスは競技者の腕につけるかまたはマップホルダーに装着します。。
マップホルダー: マップホルダー (マップケース) は、高速走行中に止まることなく地図を見ることができるようにバイクに装着されるか、競技者の胸に取り付けます。
ヘルメット: 硬質のシェルを持ったヘルメットは必要装備です。
バイク: 競技者は頑丈なマウンテンバイクを使用しなくてはなりません。安全上の理由から、バイクの状態(ブレーキなど)のチェックをスタート前に主催者から受けなくてはなりません。
工具類: 競技者は、工具類やスペアパーツを携帯することができます。しかし、修理の際に他人の助けを借りることはできません。
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Revised: 1 February 2000