2006/11/16
渋谷で走る会の誕生
加賀屋博文と国沢五月の二人は共に1994年9月にドイツとチェコで行われたオリエンテーリングのWorldCupに参戦した。大会では走りやすいコンチネンタルテレインにおける外国選手とのスピードの差を痛感し、このままでは来年のドイツでの世界選手権は戦えないと思い知らされた。そして二人はレースが終わったチェコの地で来年に向けてスピードトレーニングを実施しようと強く誓い合った。
帰国後、代々木公園陸上競技場(通称織田フィールド)が毎週水曜日に一般開放されていると知り、原宿駅で待ち合わせをして二人で初めて織田フィールドに足を踏み入れた。1994年10月19日、それが渋谷で走る会の誕生した日となった。
競技場は熱心なランナーで溢れかえっていた。その雰囲気に魅せられた二人は、毎週ここでトレーニングを継続することを決めた。その日は偶然にも東大OLKの山本英勝、後藤尚文も織田フィールドを走っていた。東大では前から時々走りにきているとのことだった。
翌週は偶然にも春と秋に実施される5000mタイムトライアルの日だった。しかし国沢は来ず、加賀屋は一人でタイムトライアルを走った。その後二人はオリエンテーリングの友人達に声をかけて、トレーニング仲間を増やしていった。1,2ヶ月のうちに、鹿島田浩二、松葉敏行、田島利佳、福士(現高橋)淑子、野嶋茂樹、羽鳥和重らが走りに来るようになった。そしてその活動は現在まで変わらずに続いている。渋谷は2003年10月で9周年を迎えることになる。
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By 教育訓練給付金. 2023/07/18 12:29