渋谷で走る会

現存する渋谷で走る会の最古の写真か？

１９９５年９月１３日・わたくし加賀屋(当時は渡辺)寿理、織田フィールドデビューの日です。偶然にもその日はO-マガジンの取材が来ていたので、写真に残されていました。

今以上に渋谷は“日本代表選手・エリートランナーの集いの場”というイメージが濃く、なかなか足を踏み入れられなかったものです。（今でもそうなのかな？）

大学を卒業して二年目の若いわたくしは一念発起したものの、不安を抱えながら織田フィールドへ赴きましたが、心配は無用でした。フィールドは多様なランナー・ジョガーで活気に溢れており、そこにいるオリエンティアたちは皆愉快で刺激的な人ばかり。彼らにも魅了されましたが、織田フィールドという環境が何より気に入りました。パラダイスです。都心にてこれだけ安全で安心して走ることができ、無料シャワーや更衣室も完備されて至れり尽くせり。

織田フィールドで人生が変わったと言っても過言ではないでしょう。ここで人と出会い、そこから新たな人の繋がりが生まれました。全てが財産と思わずにいられません。すっかり当たり前になった水曜夜のトレーニングですが、こういう機会を設けてくれた東京都に、ことに織田幹夫さんにも感謝の念を忘れてはいけないな、と仕事帰りに忙しなくフィールドに向かう足を止めて思い返します。（ほんとか？！）