四国は遠く、表彰も遠く (松澤俊行)

香川県で行われた2017年度の全日本リレー。静岡県選手団は、久々の選手権カテゴリー別表彰も総合表彰もなし、という成績に終わった。来年の上位戦線復帰のために必要と思われ、実際に行えそうでもある方策を挙げてみたい。なお、「今年いなかった誰々がいれば…」という想定はあまり意味がない(今年来られないような時間が取りにくい状況にある選手は、来年以降も来られない可能性が高く、「来てくれたら儲けもの」ぐらいに考えた方が良い)ため、来年の選手数や個々の地力が今年と変わらないという前提の下、チームとしてより良いパフォーマンスを発揮するための提案を示していく。


<メールによる情報交換>

 田濃団長と監督との間では、年中各種のやり取りが行われている。時には選考の方式の調整であったり、またある時には各選手の状態や選考会と本戦への出場可能性の分析であったり、内容は様々である。これらの情報を他の関係者たちにも展開していき、「全日本リレーが、多くの人にとって、常に心のどこかに引っ掛かっているもの」になるようにしていきたい。上に「戦力は今年と変わらない前提で」と記したが、網を広げることで、県外学生クラブ所属の静岡県出身学生の情報も入手しやすくなり、新戦力勧誘の活発化にもつながるだろう。


<独自練習会の実施>

 近年実施していなかった「全日本リレー対策静岡県選手団練習会」を復活させたい。仮に日程上それが難しい場合も、愛知県が実施している練習会に外部参加するなど、他の方法で補うこともできる。実際、過去にはそのような「愛知県と刺激を与え合って、共に強くなろうとする気運」が高い時期もあった。その雰囲気を取り戻すためにも、やはり広く、頻繁な情報の展開が有効となるだろう。


<各大会会場でのミーティング>

 全日本リレーが近付いた時期の各大会会場では、レース後の振り返り読図を中心としたミーティングを実施したい。仮に参加人数が数人でも、実際に全日本リレーに行かない選手が含まれていても全く構わない。これまで自然と、個々に行ってきた大会会場でのルーチンを定例化・組織化することで、選手団全体のマインドアップ、モチベーションアップ、スキルアップが図られることが期待される。(読図法の指導や、セオリーの解説は、監督が得意とするところでもある。)


 これらは、今年の早い段階から試験的にでも実施していきたいと思う。団長・監督から参加や協力の呼び掛けがあった場合は、断らずに協力して欲しい。

2018年01月20日