WTOC2023報告 (山口拓也)

●日程
プレ大会6/30(PreO)、7/1(Tempo)本大会7/2~7/7

●場所
Zakupy(チェコ共和国)


●パンチングシステム(SIとチップ)パンチングシステムはプレ大会ではSIを使用  本大会では下の写真のようなチップを使用

↑7枚1組。青い1枚がSTARTやFINISH用。あとはA~EとZの6枚。


バックアップ用の紙も配布されたが、パンチ欄が約1cm四方と小さく、また後述のように制限時間が短いこともあり、筆者は使用しなかった。タイムコントロールやTempOでは役員がスマホにTC運営用のアプリを入れていて、回答や秒数の情報は本部に短時間で伝わっていたように見受けられた。先進的。


↑モデルイベントのTC 役員はスマホで記録をしている。

 

↑モデルイベントの課題

 

●テレインの特徴
・岩や岩がけが多い ・傾斜が多い(ただしコースは平坦なところが多い)
 ⇒筆者はこれまで地図を水平に持って課題に取り組むことが多かったが、今回の遠征では地図を垂直に立てて持つ機会がしばしばあった。特徴物の数が多く、かつ傾斜のあるテレインだったので、視線を水平か、それより上げる機会が多かったためだと考えられる。地図と現地(現物)の照合というトレイルOの本質的なところが問われているな、という感想をもった。

●コースの特徴
・コース距離が短く、制限時間も短い(1課題あたり約3分)
・本大会では、コースが2~3のパートに分けられていた
 ⇒移動可能な範囲を制限する側面もある

コントロールの番号順は各DP(デシジョンポイント)をコースの道順に振られていたと思われる。
一方で、各DPからフラッグ(群)を見る向きはまちまちなので、ある程度の範囲のコントロール番号が地図上では入れ替わって見えることが時々ある。そのため、律儀にこの番号順に課題を解いていると、時間を大きくロスしてしまう。課題を解く順序も含めて試されている感じがした。(本大会Day1のPart3が特に顕著だった)

●成績
プレ大会PreO 22点 97秒 86位/116人
プレ大会Tempo   568秒 87位/173人
本大会 2日目欠場により記録なし
1日目終了後の夜あたりから発熱によりダウン。ほぼ2日間を休養に充てることになってしまった。

詳細や他種目については以下のURLからご覧になれます
プレ大会 https://o-adventure.cz
本大会  https://top.yq.cz/event/wtoc-2023

●余談
チェコの出入国審査の際、驚いたことに一切質問をされなかった。(そんなんで大丈夫か?と思ったが。それだけ日本人は信用があるってことなのか?)ここ15年くらいで7~8回ほど海外に渡航しているが、質問ゼロは記憶にない。

2024年01月26日