IOF コントロール位置説明記号 Page 1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コントロールの位置説明は、ここで説明する「位置説明記号」が使用されます。初心者のコースには、説明書きが併記されている場合も多いですが、良く使用されるものについては、それほど難しくも多くもないので覚えてしまいましょう。 どうしてこのような記号になっているかというと、誰でも簡単に理解できるようにするためです。以前は、その国の言語で書かれていましたが、言葉が分からないことや言葉のもつ曖昧さが不公平にならないように記号が作られました。また、記号の方が文字での説明よりは、(覚えてしまえば)簡単に理解できます。 このページの説明は、IOF Control Description 2004(IOFのページ参照) を元に作成していますが、2003年現在は、移行期に当たるため旧版(1990)も使用されています。でも、それほど大きな違いはありません。 コントロール説明の簡易版はこちら(PDFファイル、Adobe Acrobat Readerが必要です) |
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M21AS M35A 距離:5790m 登り:300m スタート:小道 曲がり 1(77) 沢 2(56) 岩石地 3X2m 西側 3(70) 尾根 4(59) 小凹地 3x3m 南側 5(72) 小凹地 1.5x1m 北側 6(88) 石 北西側 7(91) 沢 8(92) 小凹地 1x1m 南東側 9(81) 沢 10(82) 沢 11(100) 西の小道の分岐 ゴール:テープ誘導 230m |
左は、コントロール位置説明の例です。 右側に「日本語」で意味を書いてみました。雰囲気は分かるでししょうか? 記号を見て意味が分かるようになれば、あなたもオリエンティアです。 |
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何が書かれているのでしょう? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コントロール位置説明には、以下の様な情報を記述することになっています。 ・クラス名(コース番号)、コース距離、登高 ・スタートの位置説明 ・個々のコントロールの位置説明 ・誘導区間の長さ、誘導方法 ・最終コントロールからゴールまでの誘導方法 |
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最初の行(コース情報)、最後の行(ゴール情報)、誘導情報以外の行は、左の様に
A〜Hの8つ欄があります。 通常C欄とD欄、F欄とG欄の間の線は太線にします。これは、太線の右側の情報が特に重要であることを示しています。 |
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各欄には、以下の情報が記述されます。 A欄 コントロール番号(廻る順番、フリーの場合は地図上のコントロールの番号) B欄 コントロール識別番号(個別に付けられた番号。パンチ前には必ず確認しましょう) C欄 類似特徴物との相対位置 D欄 (コントロールが設置されている)特徴物 E欄 特徴物の状態、組み合わせの場合は2つめの特徴物 F欄 特徴物の寸法、組み合わせ G欄 コントロールの特徴物に対する位置 H欄 その他の情報 |
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コース情報 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コース情報は、以下の3種の情報です。必要に応じて複数行になります。 ・クラス名(コース番号が書かれることもあります) ・コース距離を km(0.1km単位) で示す。(最短ルートまたは直線ルート) ・登りの累計を m(5m単位)で示す。通常、ベストルートで等高線を横切る数。 |
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A欄 コントロールの番号 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
A欄には、コントロールの番号がかかれます。ポイント オリエンテーリングの場合は、廻る順番になります。スタートの場合は、△です。 フリーポイントやスコア形式では、地図上に印刷されている番号になります。 |
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B欄 コントロールの識別番号 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コントロールの識別番号が記述されます。通常2桁か3桁の数字です。2桁の場合は、66とか19
というような、逆さに見ると違う番号にも読み取れるものは使用しません。 オリエンテーリングの大会では、複数のコースが設定されています。競技者が廻っているコースのコントロール以外にも、他のコースのためのコントロールが多数設定されています。それらを認識するための識別番号になります。 |
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C欄 特徴物の相対的位置 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コントロールの円の中に、コントロールが設置されている特徴物が複数あった場合に、それらの中でコントロールが設置されているものがどれかを示す方角を矢印で記述します。 左の図の場合は、コントロールは「道の分岐」に設置されていますが、地図上のコントロールの円の中には、2つの「道の分岐」が存在します。この場合は、この2つの「道の分岐」の相対的な位置として「北西」が選択されます。左上を向いた矢印(以下の例)で示されます。 |
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C欄には、以下の相対的位置を表すシンボルが記述されます。
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D欄 特徴物 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
D欄には、コントロールが設置されている特徴物が何であるかを記述します。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地形の特徴物(地図上では、茶色で描かれているもの)
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石や岩(地図上では、黒色で描かれているもの)
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水系(川や池)と湿地(地図上では、青色で描かれているもの)
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