会員の活動報告

県協会会員からの各種活動報告をご紹介いたします。

活動報告

静岡県立焼津青少年 ~フェスタ石津浜~ ミニオリエンテーリング出展報告 (田代雅之)

静岡オリエンテーリングクラブ 田代

 2024年11月17日(日)は、静岡県立焼津青少年の家様が主催する「フェスタ石津浜」の日。主に子どもさん向けにいろいろな体験の場を提供するイベントで、昨年に引き続き、静岡県オリエンテーリング協会も「ミニオリエンテーリング」と題して、所内敷地と隣接する公園を使った8コントロールのフリーポイント形式でオリエンテーリングを体験する場を提供しました。


 日時:2024年11月17日(日曜日) 9:30-15:00
  ※10:00からの予定でしたが、9:30頃からブースに来てくれる方々がいらっしゃったので、コースの準備もできていたことから、
   希望者には9:30から始めてもらいました。
 天候:晴れ(11月にしては暖かな気温)
 体験した子ども達の人数:約170人(同行保護者を除いた人数)


 

 今年は天候にも恵まれ、昨年の3倍もの子ども達がミニオリエンテーリングを体験してくれました。多くは家族連れでいらしていて、保護者の方と一緒にコースに出て行くのですが、そのほとんどは、保護者の方より先に子ども達がフラッグを見つけて走り出して行きました。今年もオリエンテーリングを体験する場を提供する機会をいただき、静岡県立焼津青少年の家様には感謝しています。来年もご縁がありましたら、また出展させてもらえれば、と考えています。

2024年12月01日

藤枝市オリエンテーリング大会兼静岡県すこやか長寿祭オリエンテーリング大会開催報告 (小林茂)

報告者 藤枝市オリエンテーリングクラブ会長 小林茂

 

主  催 静岡県オリエンテーリング協会 静岡県すこやか長寿財団、藤枝市オリエンテーリングクラブ
開催日時 令和6年11月2日(土)午前9時から午前中
天  気 小雨時々雨
開催場所 藤枝市蓮華寺池公園内及び周辺
使用地図 蓮華寺池公園 2024年度版 1/4,000 2023.8小泉成行 調査・作成
                       2024.10藤枝OLC調査・修正

コントロール 30個
参加者  85名(申込は99人だったが、雨予報のためキャンセルあり)
スタッフ 12名


 11月2日(土曜日)表題の大会を同市蓮華寺池公園内及び周辺で開催し、小雨降る中90人ほどの親子連れやシニア競技者などで賑わいました。
 今年は、「れんげじスマイルホール」(子育て支援施設)とコラボで大会を行い、体育館部分を使用させていただいたので、雨天を気にすることもなく開会式、閉会式も行うことができました。予定では子供用にウォークラリーを併設の予定でしたが、雨天を考慮し中止としました。
 温帯低気圧に変わったものの台風21号の影響で、大会実施数日前から実施を危ぶむ気象予報が続いていましたので、当日早朝の判定で、実際の空模様と3種類の気象アプリの雨雲レーダーを参考にして、悩んだ末「実施」を決断し、参加者全員に実施する旨のメールをしました。 
 蓮華寺池公園は、周囲約1.5KMの「じゃんけん右チョキ形の池」を中心とした公園で、コースとしては、池の北側、西側の丘陵部分と池に沿った約1.5KMの平坦な園路部分に分かれます。
 コントロール設定は、アップダウンの多い丘陵部分にどの様にコントロールを配置、配点するかが主催者としての考えどころでした。
 制限時間は団体を70分、技術が高いであろう個人を60分で設定し、オーバータイムには ペナルティーとして1分毎マイナス10点を科すことにしました。
 当日は、雨天でしたが、そのおかげで休日には大勢の人で混雑する園内ですが、人出も少なく、またレース中の大きなトラブルやケガもなく終了することができました。 
 特記事項
 反省点としては、CCを耐水紙にしてみたものの、1/4の方のCCがびりびりだった。
 雨で、スタート地点までの移動時間が読めなかった為、スタート時刻は、ぴったりの時刻  にこだわらず、現場で決定し、(例えば10時53分)ゴール制限時刻だけを11:00としたので、スムースな運営ができた。
 開催中、全員がゴールした直後雨が降り出した。
 藤枝市施行70周年を記念したトロヒフィーを市から頂いたので、表彰式が派手になった。



藤枝市オリエンテーリング大会・静岡県民オリエンテーリング大会・すこやか長寿祭オリエンテーリング大
大会結果 各クラス入賞者(600点満点)

【団体家族】
第1位 海野晋一家族 530点  静岡市葵区
第2位 小林佑多家族 450点  藤枝市
第3位 山本直紀家族 430点  藤枝市

【団体一般】
第1位 榊原充喜グループ 430点  焼津市  
第2位 繁田玲奈グループ 400点  静岡市駿河区
第3位 新間真実グループ 390点  焼津市

【すこやか長寿男子】
第1位 出野幹夫 580点  藤枝市
第2位 小林孝一 520点  湖西市
第3位 川口正洋 460点  富士宮市

【すこやか長寿女子】
第1位 出野由夏 590点  藤枝市
第2位 衛藤智美 240点  静岡市駿河区

【個人男子】
第1位 齋藤滉二 600点  静岡市清水区
第2位 本間 晃 580点  袋井市
第3位 庄司哲也 540点  静岡市清水区

【個人女子】
第1位 青山かおり 520点  藤枝市
第2位 増田 聡子 490点  焼津市
第3位 桑野 真弓 460点  名古屋市西区
2024年11月03日

令和6年度浜松ロゲイニング三ヶ日大会開催報告 (小林孝一)

 10月6日開催 浜松ロゲイニング三ヶ日大会の開催報告です。
 今年も昨年に引き続き、浜名区三ヶ日地区で開催しました。
 昨年は、2時間コースのみでしたが、今年は、2時間、4時間コースを設定し、地図A3版として、猪鼻湖1周回れるようになり、浜名湖のより風光明媚な景色を堪能でき、多くの観光ポイント、名所旧跡をカバーできるようになりました。
 前後数日、雨続きでしたが、当日は天候にも恵まれ、無事に開催できました。
今年は猛暑で10月になってやや涼しくなったものの、まだ日中は暑い状況でしたが、参加者は十分ロゲイニングを楽しめたかと思います。皆さん、晴れやかですがすしくゴールしていました。
 参加人数は、昨年より大幅に増えて、9月下旬に予定枠一杯となり、申込締め切り、当日参加人数 112名となりました。
 今年も天浜線乗車可の特別ルールで行い、延べ91名の方が乗車されました。今年は特定の列車に集中することもなく、かなり分散して天浜線を利用されていました。
 天浜線が利用できることにより、小さな子供連れの参加者でもより遠いところまで行くことができ、ロゲイニングの魅力が増すと思います。
 開催時期について、今回は会場確保の問題から、10月上旬に設定せざるを得なかったのですが、次年度以降は開催時期をもう少し涼しく、雨が少ない時期にしたいと思います。
 賞品、参加賞の提供および、運営協力をして頂きました、 三ヶ日町観光協会様、天竜浜名湖鉄道様、奥浜名湖商工会様、ご協力ありがとうございました。
 成績表、当日の写真は、浜松オリエンテーリングクラブホームページに掲載しています。
    http://www.orienteering.com/~hama-olc/
 来年度も三ヶ日地区で開催予定です。 多くの方のご参加をお待ちしています。

<参加人数>
2時間コース 
 グループA 11チーム 29名
 グループB  9 チーム 29名
 個人          4名

4時間コース
 グループA 10チーム 24名
 グループB 4 チーム 11名
 個人          15名

計 グループ  34チーム
     個人  19名
  参加者合計  112名  (申込者数 130名) 

2024年10月14日

第31回県民スポレク祭オリエンテーリング大会開催報告 (小林孝一)

<開催日> 2024年5月26日(日)
<場所> 静岡県立森林公園
<参加人数>
■グループA 4チーム 9名
■グループB 10チーム 31名
■個人男子 16名
■個人女子 6名
計 62名

<競技形式> スコアオリエンテーリング
スコアオリエンテーリングとは、一定の競技時間(今回は、グループ 70分、 個人 60分)の中であらかじめ点数が決められている地図中に示されているコントロール(地点)を自由な順番で回ってきて総得点を競います。

<成績、当日の写真>
 浜松オリエンテーリングクラブホームページに掲示しています。
 http://www.orienteering.com/~hama-olc/

 昨年と同じ 県立森林公園(浜松市浜名区)で開催しました。
 今年度は、個人クラスを設定し 参加者の拡大を図りました。 参加者も、ファミリーから、お年寄りのグループまで、幅広い年代から参加して頂きました。申し込みは、72名、 当日は、都合の悪い方もあり、 62名の参加となりました。大会当日は、良い天気でそれほど暑くもなく、オリエンテーリングをするには良い機会だったと思います。
 森林公園の来訪者への配慮から、走行制限場所があり、個人の参加者にはやや物足りない面もありましたが、より良い大会ができるよう、今後改善していきたいと考えています。
 また、本大会はWOW 「World Orienteering Week 2024」にエントリーしました。参加者にはディプロマをお渡ししました。

 下記ホームページに掲載されています。
 https://worldorienteeringweek.com/

 なお静岡県オリエンテーリング協会では、森林公園のパーマネントコースを整備しましたので、いつでもより快適にオリエンテーリングを楽しめるようになりました。 パーマネントコースも是非回ってみてください。距離に応じたA、B、Lの3コースを用意しました。 体力に合わせてご利用ください。
地図は、県立森林公園バードピア浜北で販売しています。

2024年06月05日

ヨーロッパトレイルO選手権(ETOC)2024遠征報告 (田代雅之)

5月開催のヨーロッパトレイルO選手権(ETOC)に、日本チームの一員(日本はゲスト参加)として遠征してきました。その報告をします。

[日程]
5/ 3(金) 夜、出国 -> 5/4(土) 朝、到着
5/ 4(土)-7(火) 事前大会
5/ 7(火) 夕方、開会式
5/ 8(水) モデルイベント
5/ 9(木) PreO day1
5/10(金) PreO day2
5/11(土) Relay
5/12(日) TempO
5/13(月) 出国 -> 5/14(火) 帰国

[ヨーロッパトレイルO選手権]
トレイルO(地図と現地の対応の正確性やその速さを競う競技)のヨーロッパ選手権。ヨーロッパ域外の日本はゲスト参加(選手権対象外)。ただし、ワールドランキング(WR)ポイントはもらえ、WRの順位計算に反映される。

[行く前のわくわく感]
まとまったトレイルOのレースは2022年の夏以来。今回は9日間連続でトレイルOができるスケジュール。結構楽しみにしてました。

[事前大会]
https://top.yq.cz/event/etoc-warmup
https://top.yq.cz/event/nosehill-preo

5/4(土)と7(火)は練習会感覚のイベントですが、5/5(日),6(月)はWRポイント対象レース。自分としても、初日よりは2,3日目の方に注力していたつもりでした。
初日5/4(土)はPreO-Sprintという新しい形式。まだ世界選手権の正式種目になっていませんが、IOFのトレイルO委員会が正式種目化を模索している競技形式です。短いコース距離の中に20コントロール程度を配置し、そのすべてがA(円の中心で位置説明に合う位置にフラッグがある)かZ(そうでない)かを問う形式。制限時間は30分。同点ならトータル時間の短い方が上位なので、素早い「地図と現地の対応」が求められます。1番早い人は15分切ってました。「まじか」って感じです。自分は30分ほぼぎりぎり使って何とか1ミスに押さえて10位。ヨーロッパの強豪選手もまだこの形式に慣れていず、戦略が描けていない可能性はありますが、それでもまぁ嬉しかったです。そしてこの日は東京OLクラブの小泉選手が優勝。日本チーム、まずまずの出だしでした。
明けて2日目はいよいよWRポイント対象大会が始まりました。ところが、肝心のWRポイント対象であるこの日と翌日はあまり成績が良くありませんでした。レース4日目の練習会感覚のイベントで少しましになって、ETOCへ突入です。

5/4(土)PreO-Sprint
得点の高い方が上位。同点ならかかった時間の少ない方が上位。
1位 小泉 20p(25'52")
10位 田代 19p(29'46") / 102人(20点満点)

得点の高い方が上位。同点ならTCの秒数が少ない方が上位。
5/5(日)PreO
1位 SWE 26p(53")
73位 田代 20p(297") / 154人(30点満点)
5/6(月)PreO
1位 FIN 24p(27")
94位 田代 20p(166") / 158人(24点満点)
5/7(火)PreO
1位 スロベニア 27p(19")
43位 田代 25p(46") / 120人(27点満点)

[ETOC2024]
https://top.yq.cz/event/etoc2024

[今回の日本チーム(開会式)]

今回のテレインは、いずれも市バスでアクセス可能な範囲で、コンパクトにまとまっていました。5/7(火)に少し感覚を取り戻してETOCへ突入し、モデルイベントでもそれを何とか維持して本戦へ。


[モデルイベントで検証している筆者]

明けて個人戦(PreO)。2日間総合成績でヨーロッパ選手権は争われますが、WRポイントはそれぞれの日ごとに独立に計算されて与えられます。ですので、私たち日本チームにとっては単日大会が2日連続しているようなもの。day1/day2とも、良いとは言えないが、モデルイベントまでで何とか感覚を取り戻した状態を維持し、それ以下に落とすことなく何とか完遂。

得点の高い方が上位。同点ならTCの秒数が少ない方が上位。
5/ 9(木)day1
1位 チェコ 30p(17")
62位 田代 26p(43") / 134人(31点満点)
5/10(金)day2
1位 FIN 32p(30.5")
44位 田代 29p(215") / 134人(32点満点)

翌日はリレー。

[リレー会場入り口で]

PreOパートを3人で継走(16コントロール/人)。継走し終えたら(3走はFinishしたら)TempOパートへ(5タスクx2ステーション/人)。3走はTempOパートを終えたあと、観客の前でもう1ステーションTempO。

1位 NOR (0+120+120)+(66.5+87.5+52)+31 = 7:57
16位 日本(小泉-鈴木-田代) (120+180+120)+(218.5+163+187.5)+43 = 17:12

PreOパートは1ミスにつき60秒。TempOパートはかかった時間+1ミスにつき30秒。この合計がチームの秒数で、秒数の少ない方が上位。今回は上位も比較的PreOパートでのミスが多かったですが、普段だと、上位争いをするには、PreOパートではチーム全体で2ミス程度に押さえないと戦えない。日本チームは毎回1人2ミスくらいしてしまうので、どうしても上位との差が開いてしまいます。

最終日はTempO。A/Bそれぞれのヒートから上位18名が決勝へ。事前の戦績から予選通過は厳しめだった中、タイム遅くても正確性でチャンス狙ってみるか、という作戦。フィンランドの岩表現は地図と現地の対応は比較的できる方だと思っているので、中堅どころが上を狙ってリスク取ってチャレンジした結果ミスした棚ぼたを拾うイメージ。
で、結果を見ても、多分それくらいしか予選通過の目はなかったのですが、3ミスして残念ながら予選落ち。

Aヒート
5タスクx5ステーション/人。かかった秒数の合計+ミス1つにつき30秒加算。
1位 ITA 150.5秒
18位 スペイン 256.5秒
33位 田代 334秒(3ミス)。

なお、Aヒートは提訴が出て、(おそらく提訴の裁定に時間がかかり、提訴が通った場合/通らなかった場合の両方の18位以内を決勝進出させたため)Aヒートからは20人が決勝へ進みました。

今回は決勝は地元TVが生中継しました。Youtubeにアーカイブも残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=5FZrGFNt5yc

[TempO決勝表彰式(2位同着)]

[終わりに]
選手権対象外なので、今回の目標は、WRポイントを積み増してランキングアップさせること。WRポイントは、年間(今年は)25レース程度の対象レースがあり、過去1年半の参加レースのうち、WRポイントの高い方から6レース分の合計が自分のWRポイントで、このポイント順に順位が付きます。自分は遠征前は2レースしか対象レースがなかったので、まるまる4レース分も加算されるので、ランキングアップは当然なのですが、遠征終わりにはせめて100位には入りたい、と思っていました。が、そんなに甘くはなく、結果、遠征終わりで149位という結果でした。


今後もランキングアップを狙って、そして世界選手権での好成績を目指して競技を続けていきます。

2024年06月02日
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