大会に参加してみよう!!
さて、実際にオリエンテーリングの大会(競技会)に参加するにはどうしたら良いでしょうか?
ここでは簡単ですが、大会の情報収集から、申し込み、当日までを順を追って説明します。ここで説明するのは一般的なことで、大会の会場の都合などで異なります。
大会横断幕
大会の情報の収集
オリエンテーリング大会は、ほぼ毎週のように日本のどこかでは開催されています。真夏の時期は少ないですが、秋から春のシーズンには、気楽に参加できる大会が開催されていると思います。
大会の情報は、このページをご覧の方は以下のサイトを訪問すれば、簡単に大会の情報を集めることができるでしょう。
森を走ろう(大会情報を検索できます)
Orienteering.com(オリエンテーリングの情報とリンクが満載)
オリエンテーリングマガジン(オリエンテーリング愛好家による、オリエンテーリング愛好家のためのマガジン。隔月発行)

また、大会会場では、各種の大会の要項が配布されている場合が多いです。
要項の見方 と 申し込み(エントリー)
大会情報はあったけど、意味の分からないこともあると思います。要項の用語の簡単な解説です。
集合場所(会場) 普通は学校や公共の施設を借りて行われています。会場からテレイン(競技エリア)まで遠いこともあります。
クラス分け クラス分けは、男女、年齢、技術と体力で分けられています。申し込みが可能なクラスが3−4クラスあるので、自分に合ったクラスに参加しましょう。とにかく最初はNクラスに!
初めから上級者コースにでるのは、「つらい、苦しい、面白くない」です。徐々にレベルアップしましょう。
クラス名の見方は、
M……男性、W……女性、
E……エリート(最上級) 、A……上級、B……中級、N……初級
S……ショート、L……ロング
数字……年齢(以上、以下)などです。
エリートクラスは出場資格制限がある場合が多いです。
例:M35A(男性35歳以上上級者)
コース距離 コースの距離は、直線またはベストルートですが、要項の段階では目安です。また、優勝設定時間(ウィニングタイム)は、そのクラスの優勝者の想定タイムです。マラソンなどに比べて距離の割りに優勝設定時間が長いと思われるかも知れませんが、そのほとんどが不整地を走るので優勝設定時間で走りきるのはなかなか難しいでしょう。
また、参加してみてこの設定時間の倍以上の所要時間になった場合は、レベルを下げることをお勧めします。
参加費 参加費はクラスによって異なることがあります。Nクラス(初心者)や18歳以下は安く設定されている場合が多く500円から1000円位です。上級者やエリートの場合は、1500円〜4000円位で大会のレベルや主催者により異なります。
参加申し込み 参加申し込みの締め切りは、大会開催日の2ヶ月前から2週間前となっています。大会では、地図とコースを用意する関係上、参加者が多く見積もられている大会ほど、締め切りが早い傾向にあります。
申し込みの方法は、大会の主催者により異なりますが、郵便振替等で参加費を振り込み後にWebページで情報の送信や郵送するのが一般的です。
また、他の大会の会場で申し込み受付をしている場合もあります。
要項をよく読んで、申し込みましょう。
多くの大会では、当日でも参加申し込みをして参加することができますが、オープンクラスになることが多く、参加費も割高になります。オープンクラスは、表彰等の対象にはなりません。また、クラス分けもレベル別の3−4クラスが普通です。
注意事項 よく読んで理解しましょう。重要なことが書いてあることがあります。
プログラムをよく読みましょう…大会前日までに…
大会の2〜1週間前になると、プログラムがWEB上で公開、または郵送されてきます(申し込み時に郵送が必要かどうかの選択があります)。プログラムには、大会の参加に当たっての重要事項が書かれていますので、熟読して大会の流れを把握して下さい。
初心者向けテキストなどで、最低限の予習をしておくと、当日の初心者説明所での説明がよりよく理解できると思います。
事前申し込みの場合は、スタート時刻が指定されますので自分のスタート時刻、会場からスタートまでの所要時間を確認しましょう。スタートまで時間がかかることがあります。
忘れ物のないように! 前夜のうちにしっかり準備
オリエンテーリングの道具についてはこちら
オリエンテーリング用具 オリエンテーリング用コンパス(大会では貸出しがある場合が多いです)
筆記用具(走るときには使わないけど、持っていると何かと便利)
テーピングテープ(足首への使用を推奨します)
服装(ウェア) 長袖シャツ(できるだけ綿は避けましょう)、ジャージやタイツなど動きやすいパンツ、靴下、走りやすいシューズ。ここまでは、天気が良くても暑くても必携です。
帰りを考えて、汚れた衣類やシューズを入れる袋も持参すると便利です。
飲食物 プログラムに書かれていない限り、会場では飲食物の販売はありません。会場までに調達しましょう。
プログラム 大会当日も必ず持参しましょう。
大会当日〜会場まで
会場まで… 会場へは、公共交通機関をご利用下さい。
主催者が駐車場を用意している場合以外は、マイカーでは参加できません。駐車場が用意されている場合でも多くの場合、事前に申請した上で、主催者の発行する駐車券(抽選のことも有)が必要になります。駐車券のない参加者は絶対に自家用車で来場しないで下さい。近隣への違法駐車は厳禁です。
最寄のバス停や駅等からは「テープ誘導」に従って会場まで行きます。
日本では多くの場合、学校の体育館や市民会館をお借りして大会会場とします。十分なスペースがとれないことが多いので、譲り合いの精神でご協力をお願いします。
会場には何時に着けばいい? バスの時刻表、駐車場からの所要時間を勘案して下さい
 会場着0分
 当日受付10分(事前申し込みの場合は直接会場内へ)
 コンパス借り出し5分
 初心者説明30分(15〜30分くらい)
 更衣/準備?分(最低40分くらいはみましょう)
 スタート地区まで移動?分(プログラム参照)
 スタート地区で待機10分
上記の時間の合計を目安にして、会場に到着するようにしましょう。
ちょっとしたこと
  • 喫煙は会場、屋外(競技中、会場への移動中含む)ともに原則として禁止です。
  • 会場の飲食禁止場所では飲食しないでください。
  • 一般に、トイレの数が少なく時間帯によっては長蛇の列となります。駅などで済ませてくることをお勧めします。
  • 貴重品預かり所はありません。貴重品は持参しないで下さい。(競技中は荷物を会場内に放置することになります)
  • ゴミ箱はありません。ゴミは「自宅まで」必ず持ち帰って下さい。
  • 基本的に、雨天決行です。但し、気象警報の発令や、参加者の安全が確保できない量の積雪がある場合などは、大会は中止されます(延期されません)。その場合でも、参加費は返金されません。(大会で使用するはずだった地図は配布されます)
  • 更衣室は体育館等です。女性は別に部屋が用意されますが、男性は「オープンスペース」と変わりありません。
大会当日〜会場についたら
受付
受け付け
事前申し込みをした場合
スタート時刻が指定されます。特にプログラムで指定されていなければ、受付を通る必要はありません。
直接会場内に入り、自分のチェックカード等を指定場所から取ります。間違っても友人や他人のものを取らないように…。
当日参加の場合
通常、オリエンテーリングの大会では受付が2つあります。会場に着いたら、まず、「第一受付」に行き、大会参加の当日申し込みをし、参加費を払います。ここで、大会プログラムやチェックカードなどを受け取ります。
次に「第二受付」に行きます。ここでは、申し込みクラス毎にスタート時刻の指定を受けます。スタートまでの時間と更衣等の時間を考えて、スタート時刻の指定を受けます。
スタート時刻は、ある程度は選択することが出来ますが、事前申し込みのクラスが優先されているので、希望の時間帯にスタートできないこともあります。
会場で 地図見本会場では更衣をして、走るための準備をします。男子更衣室は無いものと思った方が良いです。体育館等は、荷物置き場という感じです。

また、会場内には地図見本が掲示されています。地図見本は、左のように大会でコースで使う部分は切り抜かれていますが、色合いとか残された部分等を参考にします。過去に同じ場所にO-MAPが作成されていた場合は、それも掲示されることになっています。
また、各クラス(コース)のコントロール位置説明も掲示されていたり、配布されている場合が多いので確認しましょう。
公式掲示板
公式掲示板会場には公式掲示板があります。この掲示板には、プログラム公開後に変更になったことや重要な注意点が掲示されています。スタート前に必ず目を通しましょう。
初心者説明所 初心者説明所大会会場には、初心者説明所で簡単な説明を聞くことができます。スタートに向かう前に自信のない項目を確認しましょう。親切に教えてくれると思います。
スタートへ スタート案内持ち物確認!さあ、いよいよスタート地区に向かいましょう。でも、ちょっと待ってください。オリエンテーリングは結構ハードなスポーツです。スタート前に十分な準備体操を忘れずに!

準備が出来たらスタートに向かいましょう。コンパスとチェックカード(Eカード)を忘れずに持ちましょう。チェックカード(Eカード)を忘れるとスタートできません。

スタートに向かう会場の出口には、左のような看板が設置されています。誘導に従ってスタートまで行きます。徒歩で10−30分程度かかることが多いようです。
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