第9回世界大学オリエンテーリング選手権大会報告書

金並 由香
?年度 早稲田大学卒

報告書


今夏、ヨーロッパに7/31-9/12まで滞在した。その約42日の間に20日近く山に入った。ノルウェーでの大会、World Cup、フランス選手権、そしてユニバー。海外でのOLは楽しい。ヨーロッパは本当に楽しい。暑い日本から脱出したこともあって楽しく走っていた。けれどWorld Cupぐらいから自分のOLのもたつきが気になって気持ちよく走ることはなかったように思う。

ルートが書けない部分もあった。これは自分にとっては初めてのことで、驚いた。自分はどういうOLをしているのかと不安になった。World Cupでトップの人にルートを書いてもらい話した時、こっちの方が走りやすそうだったから、スビードが出るからと言っていた。テラインの中で他の人の走りを見ていろいろと考えさせられた。ヤブの中の速さも違う。不整地での走りが違う。ルート自体はそれ程異なってはいない。ただ地図を読むスピード、走る速さ、そこが違いすぎているのだなあとしみじみと思った。トップになんて近づけない。がんばって、壁の下の方にでも入れるようになりたいと今は考えている。

World Cupに比べればユニバーはまだ自分の近くに人がいて、上のレベルも絶望を感じるほど離れていなくて楽しめたと思う。自分は自分の0Lのもたっきが気になって、あまり気持ちのよいレースができなかったので、その楽しみが少なかったようだ。しかしやはりユニバーは楽しい。ユニバーでなら可能性が見える。ユニバーでのこの先の日本チームの活躍が期持できる。自身はもう参加できないのは残念。

まず体カ。地図を読むカ。不整地でのトレーニング。自分への課題も漠然とはしているが見えてきたようにも思える。「速くなりたい」と強く思わせられる海外でのレースだった。ユニバーは一つの目標にするだけのものがある。速くなりたい人も、ずっとOLをしていこうと思っている人も、一つのステップとして充分すぎるものを感じられる。この大会を目指し、良い経験をして先につなげていってほしい。

余談ですが、9月に入って毎晩のように職場の夢をみてうなされました。10月も休みをとるには鉄の心臓が必要ですね。まあ社会人のくぜにユニバーにでてるのもいい根性ですがね。

オフィシャルの方々には本当にお世話になりました。車の運転等いろいろと大変だったのでは。あと安斉君には助けられました。同じ年のオフィシャルがいてくれると言いたいことが言えて良かったです、が、本人はいちばんの下っぱで大変だったでしょうね。本当にありがとうごぎいました。


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