日本のオリエンティアでも競える。今回の世界学生選手権ショート、クラシカル、リレーと走り、そう強く感じました。前回アメリカで世界選手権併設大会を走ったとき同様、ヨーロッパでも、自分の遅い原因はテラインが日本のものと異質であるということよりも、日本でするようなミスをしていたからでした。また、逆に結果の良かったクラシカルではヨーロッパのテラインだから何か特別なことをしたわけでなく、日本のテラインでも重要であるプランニング・明確なアタック・プラソの実行を徹底することなどをしっかり行って行ったからでした。
実際にレース中他の国のランナーと一緒になる状態でも、彼らに完全においていかれるということはほとんどありませんでした。逆に彼らがつぼって、僕が出し抜くということもしばしばありました。クラシカルのレース後、30位台のハンガリー人選手とラップを比較したところ、11番ポストぐらいでもわずか1分しか負けていませんでした。そこからは僕が細かなミスをしたため離されているのですが、潜在釣には彼とあまり変わらないタイムで走れることを意味しているのではないでしょうか。
リレーに関して言えぱ、確かに僕はあの微地形の岩が多数点在するテラインに対応できず遅いタイムでした。しかしそれは把握しきれないという不安と焦りから、オリエンテーリングの基本を無視してしまったことが原因となっていたと想います。反省した後半ではなんとかタイムをまとめています。
今回、このように世界規模の大会で上位を競う可能性をほんの一瞬でも見せつけられ、次回こそはという意欲が僕には湧いてきました。そして次回は競えることにカをそそぐのではなく、上位で競うことを目標にしたいと思います。そのために、これから努力をしていきます。