大学2年生の冬、年が明ける頃に、僕は「インカレ個人戦は40位以内に入る」という目標を立てましたが、これはもちろん学連枠を取るという意義もあったんですが、翌年のユニバーのセレクションレース出場枠を取るといういう意義も含まれていました。ただあくまでユニバーのセレクションレースだけに出たかったんです。前期はほとんどまともな大会がなかったですから。果たしてインカレでは自分の思惑以止の好成績を収めることができ、セレクションレースも出場する運びとなりました。それが現実になるかならないかは別にして(ならないと思っていた)、「足のある将来有望視される若手)としてカッコよくセレクションを通過する自分を想像することも、そりゃ何度かありました。しかし「何恥ずかしいこと考えてるんだ」とすかさずそんな考えは捨て去られてしまうのが常だったんです。ところが「経験のため」と言って臨んだこのセレクションレースがなぜか「OL始めて以来の最高の出来」ということになってしまって通過してしまったんです。ただ「足のある去々」という座には松沢さんが就いてしまっていて、僕なんかは「運のいい一発屋」という感じに思われていたのでしょう。
まあジュースを5本買いに言ったら5本目に「当りマーク」が出て、「何でもいいや」と言ってボタンを押されたコーラみたいなもんてす。しかし世の中(持に学生の間)には「別にコカ・コーラにしなくても、他にいろいろあるじゃないか」といった感じに思っている人が多いみたいで、僕としてはそれは悔しいことなので、そういう輩にコーラの味を見直してもらうべくヨーロッパに旅だっていきました。2ケ月の遠征とユニバの結果は満足のいくものでしたが、やはり日本で評価されないと意味がないですよね。そんなわけでもっともっと真剣にコーラの品質改善に努めることにしました。僕は実際の日常生活においてもコーラ好きで有名なのですが、3月のインカレでは皆様に「やっばりコーラは芙味しかった」と言わせてみせますよ。